白い死神。 (ページ12)

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ネコ、12匹ページ12

夢主side

ガチャ

バタン

玄関のドアを閉めると、

ピロン

スマホに着信

花巻貴大さん Blue leaf明後日の午後8時、エリーナホテルの玄関前

今回の依頼人、花巻さんからのLINEだった。

『明後日…ドレスは明日取りに行かなきゃ』

被っていたウィッグを外す
中からは、美しい白髪

私は、女だ。

八神(男装夢主)は、男装した私のこと。

椚ヶ丘中学校の3年E組に転校したのは、
超生物を殺せという依頼が入ったから。

最初、依頼の内容を話された時、
からかってるのかと思った。
｢マッハ20の超生物を殺せ｣なんて。

それは、さすがに無理。

でも、私の年齢を考えてか、
三月までに殺せればOKと、依頼人が譲歩してくれた。

私も、それがいいと思った。

Ｅ組に上手く溶け込めれば、その分超生物の隙が増える。

マッハ20の速さであろうと、所詮生き物。
隙は必ずある。

信頼してもらえれば、すぐに殺せる。

今まで、そうやってきた。

知識のある人には、力で殺す
力のある人には、知識で殺す
両方ある人には、信頼で殺す

先生が、してきたように…

……

今日は9時から｢シロネコ｣の仕事。

仕事内容を確認し、準備を始める。

洗面台で、黒のカラコンを外す。

鏡に映るのは、アクアマリンとルビーの瞳

…私の容姿は、他人とは異なっている

アクアマリンとルビーのオッドアイ
髪や肌まつげなどの体毛も、すべて白

この容姿のせいで、そのままの姿で外へ出られない
から、不便で仕方ない

『………要らないのに』

この容姿のせいで、幼い頃には両親によって人体実験もさせられた
その両親はもういないけど

でも、人体実験の途中で、便利なものを授かったこともある

自在に猫になることが出来るようになった

獣人のような姿にもなれるし、
部分だけ猫にすることも出来る。

そのおかげで、｢死神の白猫｣なんて異名つけられたのだけれど

でも、とてもこの能力に助けられている。

『お腹空いた……』

基本は自炊だから、自分で簡単に作って食べる。

『…そろそろ出よう』

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マジで文才( ﾟдﾟ)ﾎｽｨ…

意味不明すぎる。文が。