死神の白猫 2

ネコ、47匹 ページ10

夢主side





『業』

業｢ん？どしたの蓮夜｣

『彼奴…….鷹岡先生、どう思う？』



赤羽はそういう事にすぐ気づく人だと思ったから聞いてみる


業｢やっぱ蓮夜も気づいてたか……うん、あの笑顔胡散臭いよね｣

『うん……』

業｢烏間先生も変な顔してたし……何も無いと良いけど｣

『………』

業｢ま、俺は参加しないけどw｣

『言うと思った………』







………





家に帰って調べ始めたはいいものの……



『力不足か……』


防衛省のセキュリティはそう簡単では無く、私のような未熟者ではデータに入れずにいた

そこまで必要な情報では無いのだから、ここで諦めてもいいのだが…

ただ、何となく。

この先を知っていた方がいい気がする



『(でも、私じゃデータに入れない……となると、)』



………確か、ハッカーは国見さんと月島さん、作並さんと研磨さんだったな

他人に頼るのは嫌だが、この際仕方ない。



1番友好的だった研磨さんに頼もう









研磨side




コンコン


クロかな？



研｢いいよ｣

ガチャ

『……こんばんは、研磨さん』



えっ、蓮夜？

珍しい。蓮夜が自分から他の人の部屋に来るなんて



研｢どうしたの？｣

『………頼みたい事があって。』



あ、声からしてすっごい嫌そう


まぁ、別に俺は構わないけど。



研｢いいよ。何？｣


『防衛省の鷹岡明っていう男、調べてもらえませんか』



疑問符がついてないように聞こえるのは気のせいかな



研｢何かの仕事？｣

『中学校の新しい先生です。ちょっと気になったことがあったので』

研｢ふーん……あ、これかな｣



防衛省ってそこまでセキュリティ固くないから簡単。

蓮夜は驚いてるみたいだけど


特殊部の鷹岡明………

教官として優れた人物であった。短期間で忠実な精鋭を揃えた、か……



え？この写真二枚ある？


研｢ねぇ蓮夜、これって………｣









夢主side




1枚は鷹岡明とその教え子たちが笑いあってる写真。

2枚目は、その教え子たちの背中に多くの傷がついてる写真。

鷹岡は相変わらず笑っている



『(予感的中。でも、流石に中学生には手を出して来ないと思うが……)』



………ま、私には関係ないか

仕事が終わったらあの教室を出ていくんだし、そこまで関わらなくてもいい。

放っておこう。








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