狂ったくらいに愛してる。 (ページ8)

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Youside

今日はもうずっとソワソワが止まらない。

なぜなら今日は合格発表の日。

受かってなかったらどうしようと
ソワソワが止まらない。

樹｢そんなソワソワする？笑笑｣
と、余裕そうな樹に笑われる始末だ。

深い息をついて、
私の番号を探す。

あぁ、全然見つからないやと思った時、

『あ！あったー！！』

きっと滑り込みだろうけど、合格ができた。

樹｢あった？｣

『あったよ！あった！！』

樹｢おぉ。笑笑
あんなさっきまでひきつった笑顔が
めっちゃ笑顔になってる笑笑｣

そう言ってツボっていた

『そんなツボる？
てか、もう何となくわかるけど樹は？』

樹｢余裕で｣

そう言ってＶサインをしてくる。
その余裕さが羨ましい。

その後、どうしてもお兄ちゃんに知らせたくて、
先生の話とか全然聞いてなかった。

説明などが終わり、
急いで家に帰った。

『ただいま！！』

壱｢おかえり！！どうだった？｣

またまた物凄い勢いで玄関まで飛んできた。

『合格だったよ！！』

壱｢おー！！凄いやん！よう頑張ったな！
今日は、Aが好きなオムライスやでー！｣

お兄ちゃんも今日一日ずっとニコニコしていて､
相当機嫌がよかったのか、
壱｢久しぶりに、一緒に寝えへん？｣
なんて言ってくる。

一緒に寝るなんて、
小学五年生くらい以来で照れくさかったけど、
久しぶりに一緒に寝た。

お兄ちゃんと寝るのは、
すごく暖かくて、
すごく心地よかった。

その頃の私は、あの時背中を押してくれた
彼の事なんてすっかり忘れてしまっていたんだ。