狂ったくらいに愛してる。 (ページ6)

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Youside

学校が終わり、
樹のところに駆け寄る。

『いーつき！』

樹｢よし、行こーか｣

帰りの準備を済ました樹は、
そう私に言った。

｢あの子、いつも樹くんといない？｣

｢あんな可愛くない子がなんで一緒にいるんだろ｣

｢いつもなんかキョドってるよね｣

なんて、悪い声が飛んでくる。

そんなん小学生からのこと。
樹がイケメンで、女の子からもめっちゃ人気あって、
それでも女の子に冷たくし続ける樹。
ブスで可愛くない私なんかに優しい態度とったり、ずっと一緒にいたりするから
こういう陰口が飛んでくることが多い。

何年も一緒にいるから、慣れたはずなんだけど、
やっぱり心は痛くなる。

樹｢あぁいう言葉、気にしなくていいから。｣

そう言ってくれる樹が優しいから、
ずっと一緒にいれるんだと思う。

帰り道を歩いて、私の家に着いた。

『さて、勉強始めますか』

樹｢そうだな｣

そう言って、勉強をしようとするが、
馬鹿で集中力がない私は
たったの一時間程度でもう投げやりになってる。

『うわぁー！もー無理！』

樹｢どこがわかんないの？｣

私なんかより全然勉強ができる樹。
わかりやすく教えてくれて、すぐ解けちゃう。

『なるほど！ありがと樹！』

そう言って、また勉強を始めた。

そこから何時間たったんだろう、
もう外は暗くなっていた。

『もう、そろそろ終わりにする？』

ｶﾞﾁｬｯ

そう言った時、お兄ちゃんが帰ってきた。

壱｢ただいまー。あれー？樹おるん？｣

樹｢お邪魔してます！｣

壱｢勉強？偉いじゃん
あ、樹。夜ご飯一緒に食べてく？オムライスだけど｣

樹｢いいんすか！お言葉に甘えちゃいます！｣

樹は親に連絡を入れて、
夜ご飯を食べていくことになった。

そこから数十分経って、
壱｢できたよ〜！｣
と、キッチンから聞こえて、
キッチンに向かう。

樹｢おー！うまそー！｣

壱｢おかわりもあるからいっぱい食べてねー｣

『いただきます！』

3人で食べ始める。

『めっちゃ美味しい！
やっぱりお兄ちゃんの料理最高！』

樹｢超美味しいです！｣

壱｢そう？良かった！！笑笑
作ったかいがあったわー笑笑｣

オムライスをみんなオカワリして、
その日はお開きした。

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ん？
過去編どこできればいいかわからない…。

しばし過去編続くと思います。
健太くんも全然出てこないですが
どうかお付き合い下さい…。