狂ったくらいに愛してる。 (ページ5)

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Youside

6:30に目覚ましの音が鳴る。
まだ寝てたくて、目覚ましをとめた。

壱｢A〜？朝ごはんできたでー？｣

そう言ってお兄ちゃんは
私を起こしてくる。

『…あと5分…。』

壱｢そう言って、いつも樹待たしてるやろ？
起きなかったら朝ごはん抜き。｣

『…えーー。』

壱｢ほら！チンたらしない！起きろ！｣

そう言ってめっちゃ叩いてくるから
嫌々私は起きる。

制服に着替えて、
髪の毛をセットして
お兄ちゃんが作った朝ごはんを食べる。

『やっぱお兄ちゃんが作った料理美味しい！』

壱｢そんな幸せそうな顔して食べてくれたらこっちまで幸せになる笑笑
今日の夜ご飯、Aが大好きなオムライスにするね！｣

『やったー！』

お兄ちゃんと、お兄ちゃんが作ったご飯を食べる時間が、
一日の幸せ。

『おっと。もうこんな時間！
行ってきます！』

カバンを持って、玄関に行く

壱｢行ってらっしゃい！気をつけてね〜｣

玄関まで来てくれて手を振って
送ってくれる。

外に出ると、もう樹がいた。

樹｢おせーよ｣

『は？いつもより早いですー』

樹｢いつもは10分の遅刻。
今日は5分の遅刻。
どちらにせよ遅刻だから変わんねーよ｣

『もー！そんな気ちっちゃい人じゃないでしょ？明日は絶対に遅刻しないから！』

樹｢お前それいつも言ってんじゃん。｣

『ごめんなさいぃ。』

そういう会話をして、学校へ向かう。

人見知りであまり人と関わるのが苦手な私は
学校で友達は全然できなかった。
樹は、人見知りであまり話さないけどイケメンだし、ダンスもできるから友達は何人もいた。

それでも毎回毎回私のところに来てくれる樹。
いつも文句しか言ってこないけど、いざとなった時には本当に頼れる存在。

樹｢あ、そう言えばさ、
お前高校どこ行く？｣

『ん〜、お兄ちゃんと一緒の時間増やしたいし、お兄ちゃんと同じ高校かな〜。』

樹｢うわぁ〜。さすがブラコン。｣

『うるさいわァ〜。』

樹｢じゃあ俺もそこにしよー｣

『は？まじ？』

樹｢まじまじ。おおまじ。｣

樹と同じ高校行けたらって思うと、
嬉しい自分がいる。
安心して高校行けそう。

『今日、うちで勉強会しよう？』

樹｢おう！｣

そう話しているあいだに学校に着いた。