信じてる。 (ページ29)

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Youside

真っ暗な中で、私が今、1人だけいる。

壱「お前邪魔なの、消えてくんない？」

壱馬の声が聞こえる。

姿はないのに、声だけ。

一気に怖くなった。

辺りを見渡しても誰もいない。

陸「ほんとそれな、いなくていい存在ってお前のこと言うんだよ？笑」

陸の声も聞こえる。

その後に聞こえる、みんなの笑い声。

誰もいないのに、怖い。

どんどん、不安になってく。

北「死ねよ。」

海「誰もお前を必要としてない。」

樹「邪魔なの。」

え？樹？

味方でいてくれるんじゃないの？

龍友「ほんまそれやー。」

玲「邪魔で仕方がなかった。」

隼「調子乗ってたよね。」

GENERATIONSさん達まで？

ねぇ、私は誰を信じていればいいの？

みんな私のことを馬鹿にしてたの？

やめて、怖い怖い。

どれだけ辺りを見渡しても誰もいない。

聞こえるみんなの笑い声。

怖くて、不安で、

私はその場にしゃがみ込んだ。

その時だった。

私は背中を思いっきり蹴られた。

後ろを振り返ると、みんながいた。

みんなが、冷たい目でこっちを見てる。

GENERATIONSさんも、樹も。

『樹も、GENERATIONSさんも、私を騙したの！？』

涙が止まらなかった。

樹「え？何言ってんの？」

GENE「そんなん当たり前じゃん。」

誰も信用できない。

誰も要らない。

生きてる意味すらない。

涙が止まらなくて、ずっとずっと、

その場で泣きじゃくった。

「…ねぇ！…ねぇ！…起きてってば！！」

そんな声が聞こえた。

その時にはっとした。

目を開いた。

そこには、北人がいた。