川西賢志郎 × 喧嘩 ページ39
.
リモートワークが終わって、着替えて、
ソファでくつろいでた。何気なくスマホを触る。
そしたらちょっとムスッてしたAがリビングに
ドカドカと足音を立てながら入ってきた。なんや?
顔をスマホからあげると、やっぱり怒ってる。
俺が首をかしげると、はぁ、ってため息をついた。
「どしたん」
『靴下、裏返し!
ワイシャツもネットにいれてくれてない!!』
「あ、ごめんごめん」
『ごめん違ーう!今週何回目やと思ってんの〜!』
「疲れてたらそんなん意識せーへんの」
『意識してよ〜…』
あ、やばい、Aが不機嫌な時の顔になってる。
唇を少し尖らせて、俺の顔から不自然に目を逸らしてる。
やばいやばい、はやく謝らなあかん
「ごめんA、次から気をつけるから」
『……絶対?』
「絶対!」
『気をつけてよ〜?』
ほっ。唇も元に戻ったし、俺の顔を見て笑ってくれた。
『賢ちゃんもお水いる?』って聞いてくれたから頷いた。
軽く束ねたポニーテールがフワフワと揺れる。
じっとりと暑い日本の夏は彼女のうなじに汗を垂らす。
高校時代はよく、うなじのどこが良いんだ、って
思ってたけど、この歳になるとよく分かる。
ごくりと生唾を飲み込む。まだ11:00。抑えて。
「Aのポニーテール好きやわ」
『ほんま?暑いからコレのが楽やねん』
「いい」
『うなじ好きやからみたいなおじさん発言やめてや?』
「バレた?」
『おじさんや!(笑)』
さっきの不機嫌顔はどこへやら。
ニコニコと俺の大好きな笑顔を浮かべて、俺を見る。
その顔に思わず俺も微笑む。あー、あかん。可愛い。
湿度と、ポニーテールと、君の笑顔と。
.
リクエストで喧嘩するという風に頂いたのですが、
上手く表現できませんでした……( ;__; )
大変申し訳ございません〜〜〜!!!
.
156人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴音 - またまた続けてのコメントですみません。 僕の妻を決めるという名目で行われているこの舞踏会 近寄ってくる女は、そりゃあ自分の自信があるから これ正しくは自分に自信があるからではないんでしょうか? (2月20日 1時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 吉沢亮×舞踏会のここの部分 その人は突然現れた。 (2月20日 1時) (レス) @page26 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 続けてのコメントですみません。 勇人も私がいるから大丈夫と思ってくれていた。 これ正しくは勇斗にブレーキを 勇斗も私がいるからではないんでしょうか? (2月20日 1時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - こんばんは。 はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 磯村勇斗×おまじないのここの部分 人より少しやんちゃ気味だった勇人にブレーキを かけるのはいつも私の役目だったし、 (2月20日 1時) (レス) @page20 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
花 - 主さまが書かれるお話がとてもすきです、!もし2作目を作られるときはまた猪野さんのお話を読みたいです、! (2021年9月6日 5時) (レス) id: 9e30f74729 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どりー | 作成日時:2019年8月9日 8時