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澤村大地 × 桜 ページ31

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春は別れの季節という。卒業式だったり、引越し
だったりがあるからそう言われるんだと思う。
でも私は出会いの季節派。別れって、要するに新しい
出会いを生むってことじゃない?そう考えると素敵でしょ。









『(えっと…一年四組か)』









春。高校の入学式。烏野高校に入学することになった
私。
家から一番近いからここにした。徒歩10分しかない。


教室に足を踏み込むと、黒板に貼られた座席表を見た。
一番後ろ。私は席は前の方が好きなんだけどなぁ。
その方が授業の内容聞けるでしょ?こう見えて真面目なの。


隣の席はもう埋まってて、黒髪の男子だった。男子。
緊張する。でもこの人も緊張してるじゃん。良かった。







『はじめまして』

「!?」

『あの…隣の席の、長谷川Aです。
しばらくの間は隣だから、よろしくお願いします。』

「俺は、澤村大地。こちらこそよろしく!」








すごいいい人っぽい。てか爽やか。笑顔眩しい。
かっこいいな〜、運動部かなら筋肉ついてるし。
サッカー部とかかな。坊主じゃないから野球はないか?
でもあんまり日に焼けてないし、室内競技かな。
バスケ部とか。うん、バスケ部!しっくりくるな。







『澤村くんはバスケ部?』

「えっ!?なんで?」

『あんまり日に焼けてないから、室内競技かなって』

「ああ、なるほどな…。でも違うんだよ。
俺は中学の時から男子バレー部だよ。」

『バレー部!かっこいい!』

「ははっ、ありがとう。長谷川さんは?」

『う〜ん…決めてない…』

「じゃあ!マネージャーしない!?」

『マネージャー…』







お母さんが元テニス部で、友達がマネージャーしてた
らしいんだけど、ドラマみたいにチヤホヤされるような
展開はなくて、ボール拭いたり、掃除したり、スコア
つけたりでかなり多忙で、大変って聞いた。
でも、私は人を支えることは全然嫌いじゃない。
むしろ好きの部類に入ると思う。やってみたい。









『やってみたいな、マネージャー』

「ほんとか!?今日、一緒に見学行かない?」

『うん!行きたい!』









春の出会いは勇気をくれる。









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琴音 - またまた続けてのコメントですみません。 僕の妻を決めるという名目で行われているこの舞踏会 近寄ってくる女は、そりゃあ自分の自信があるから これ正しくは自分に自信があるからではないんでしょうか? (2月20日 1時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 吉沢亮×舞踏会のここの部分 その人は突然現れた。 (2月20日 1時) (レス) @page26 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 続けてのコメントですみません。 勇人も私がいるから大丈夫と思ってくれていた。 これ正しくは勇斗にブレーキを 勇斗も私がいるからではないんでしょうか? (2月20日 1時) (レス) id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - こんばんは。 はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 磯村勇斗×おまじないのここの部分 人より少しやんちゃ気味だった勇人にブレーキを かけるのはいつも私の役目だったし、 (2月20日 1時) (レス) @page20 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
- 主さまが書かれるお話がとてもすきです、!もし2作目を作られるときはまた猪野さんのお話を読みたいです、! (2021年9月6日 5時) (レス) id: 9e30f74729 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どりー | 作成日時:2019年8月9日 8時

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