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『Aちゃん、帰ろ』
「あ、えっと、部活は？」
『休んだ！』
「あかんよ！部活やってきて！」
『ええ、せっかく仲直りできたのに……』
「わ、わたしも一緒に帰りたい、」
バイトないしちゃんと待ってるから、と伝えたのは数時間前。すっかり陽もおちて来たころだいごくんから連絡が来た。
耳を赤くしただいごくんがダッシュで買って来てくれたお茶も冷たさはほとんど残ってない。
「だいごくん！お疲れ様、」
門に寄りかかってスマホをいじるだいごくんに声をかければ、
真剣な表情をしていたのに一気に綻んだ。
……わたしを見る、その柔らかい表情が好き。
『Aちゃん、待たせてごめんな』
「ううん。待ってるって言い出したのわたしだし、」
「一緒に帰りたかったから」と再度伝えれば
ハートがつきそうなくらい甘い声の照れ笑いが聞こえる。
『抱きしめたいのに俺汗臭いからなあ…これで我慢、』
だいごくんのふにふにの手にわたしの手が包まれる。
『…寄り道、したいんやけど』
「うん、」
手を握り返せば嬉しそうに笑う。
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鮎＠塩焼き(プロフ) - 更新停止から、随分期間があいてしまっていますが、是非更新して頂けたら嬉しいです。もちろん、無理のない範囲で頑張ってください。 (2023年3月12日 0時) (
レス) @page32 id: 30ab84dc14 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - 毎回楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2020年2月25日 16時) (レス) id: 17d53d6f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華霞 | 作成日時：2019年12月6日 0時
