36.酔い ページ37
お目当てのジェットコースターに乗った後、
お化け屋敷、ゴーカートにバイキング
たくさんのアトラクションを楽しんだ
｢雅治！次、コーヒーカップ乗ろうよ！｣
｢そんなにはしゃぎなさんな、子供みたいぜよ｣
｢まだ子供だもーん！行こっ！｣
｢あいあい｣
さっきからずっと繋いだままの手を引く
胸の高鳴りが手を通して伝わってないか心配だった
コーヒーカップに乗った私達
｢回していい？回すよ？｣
｢おー、回しんしゃい｣
私はコーヒーカップの中央の円盤をぐるぐると勢いよく回す
｢あははっ！楽しい！｣
｢そんな回して酔わんのか？｣
｢大丈夫！｣
｢ならいいぜよ｣
そう言って雅治は、風を切る感覚を楽しんでいるようで微笑んでいた
最近の気まづさが嘘のように思える今が、
とっても幸せだった
(でも、ちゃんと話しないといけないよね･･･)
そんなことを思いながらコーヒーカップのアトラクションを降りる
(よ、酔った･･･気持ち悪い･･･あんなに回さないでおけばよかった)
私が自分の行動に後悔していると、
｢顔色が悪いぜよA、ちょっとそこ座りんしゃい｣
雅治が肩を持ち、ベンチに座らせてくれた
｢ありがとう、さっきので酔っちゃったみたいで･･･｣
｢気付いてやれんくてすまんのう･･･｣
雅治がしょんぼりした顔をして肩を落とす
｢ううん！私が調子乗りすぎただけだから！｣
｢ちょっと待ってんしゃい｣
そう言って、雅治はベンチから離れた
少し遠くの自動販売機で水を買っている雅治を見つめる
｢かっこよすぎだよ･･･｣
遊園地に雅治のことをチラチラと見ている可愛い女の子は沢山いたし、
今も水を買っている雅治を見ている女の子達はいる
それでも、雅治は可愛い女の子に見向きもせず
今日は私だけを見てくれている
(これ以上幸せなことってないよ･･･)
心の中で一人呟いていると、
｢A｣
いつのまにか雅治が帰ってきていた
｢雅治！おかえり〜･･･って、え？｣
突然、私の頭は雅治の膝に置かれた
いわゆる膝枕と言うやつだ
｢･･････水飲ませてやるぜよ｣
何事もなかったかのように雅治は、
ペットボトルのキャップに水を入れ、私の口まで持ってくる
｢ほら、はよ飲みんしゃい｣
｢う、うん｣
雅治にされるがまま水を口に含んだ
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みかん - 申請ありがとうございます！マイスペいいねしました更新頑張ってください (2019年9月7日 2時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - みかんさん» コメント励みになります〜！ありがとうございます！テニラビのんびりですがやってますよー！申請したので、よろしくお願いします^^ (2019年9月5日 15時) (レス) id: 172c2f54a2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 仁王好きです更新頑張ってくださいテニラビやってますぜひ申請お願いしますやってたらユーザー名はみかんですねんです (2019年9月5日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なる | 作成日時：2019年8月28日 11時
