迷える子羊【名探偵コナン】

２８匹 ページ29

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一ヶ月がたったある日…









灰「ちょっと来てくれる」







一ヶ月間、博士の家に寝泊まりしていたこともあって哀ちゃんとも話す機会が多くなった。



親指をたて、奥の部屋を指す哀ちゃん。









一ヶ月で学んだことは…哀ちゃんは深刻な話をするとき必ずといっていいほどあの部屋を使う。








そして博士の目を盗んで、その部屋へと入っていった。







一体何の話だろう…？









あ「哀ちゃん、どうしたの？」



灰「あなた…彼のことどう思ってるの」



あ「ん？彼って？」



灰「幼馴染みの彼よ、工藤新一…だったかしら？」









は、はいぃぃい？！


なんで哀ちゃんがそんなこと知ってるの？！








あ「い、いや別にどうも思ってないよ？！なんで？！」



灰「携帯、気にしてるから」



あ「あ…それは…」



灰「友達は形だけのものじゃない…証明してくれるんでしょ。なら私に話してくれてもいいんじゃないかしら？」









そんなことを言われると何も言えなくなってしまった私。



こんなの青子にも快斗にも話したことはない。


でも相手が哀ちゃんで小学生だから別にいいかな？という気持ちがある。






それに…




【たまにはよ、自分の好きなようにしていいんじゃねぇか？】





快斗がいってくれたあの言葉…

今、使ってもいいよね…？









あ「哀ちゃん…」



灰「・・・・・」



あ「哀ちゃんにこんなこというのも少し抵抗があるんだけどね、実は…」









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次回はほとんど会話文だけになります。
ご了承ください。

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