【赤羽業】ウザさ９９％ Part５ (ページ8)

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２０４．＊ページ8

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『ふ…はぅ…』

「油断したね、可愛い可愛いAちゃん」

何度も唇を重ねられた挙句、舌を無理やり捩じ込まれ酸欠で死にかけてる私。ゼェハァとカルマに背を向けて息をする。

許さない油断をした私自身も狙ったこいつも。

「ダメだよ～、男に隙見せたら」

『…死ねばいいのにほんと』

「彼氏にそういうこというのもね」

『なんでそんなに上機嫌なんだよ』

キラキラしやがって。

睨みつけるけれど、もちろんカルマはヘラヘラするだけ。

「どうする？続きもしちゃう？」

『ギャーーーッ！ほんとにやめろ！！バカッ！！』

ガバッと抱え込まれ、私は身動きが取れなくなる。首筋に指を這わせたカルマは「嫌？」と私を見つめた。

『嫌に決まってんだろ！！！やだあ！！助けて烏間先生っ！殺せんせー！！！』

「ふーん、まだ他の男の名前出すんだ」

『ちょっ、まって、ほんとにやだ…！』

本気で否定すれば、カルマは私の顔をじっと見ながら固まる。

数秒沈黙が走り、その後彼は吹き出した。

『んな…！』

「ごめんって、冗談だよ。そんな泣きそうになんなくても」

『なってない！！！！』

顔に熱が集まって頭の中がぐるぐるする。
唇を舐めると「ちゃんと大事にするよ」と吐き捨てるカルマに、また恥ずかしくなる。

なにそれ。なにそれ。普段そんなこと言わないじゃん。

『～～っもう寝る！！！』

バタバタと色んなところに衝突しながらも私は自室へと戻った。

「(あんな顔してんじゃねーよ…)」

1人残されたカルマが頭を抱えていたことは知らずに。

───…

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