【赤羽業】ウザさ９９％ Part５ (ページ26)

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翌日、私たちは早い時間帯に学校へと来ていた。

一晩かけてプリンを冷やしていたのだ。

『…最後にカラメルソースをかけて、表面をバーナーであぶって……』

「「「できたぁーーーっ！！」」」

3連休を使って無事に完成。
私たちの目の前には巨大なプリンがモニュメントのように立っていた。

「やべ～～、超うまそ～！」

「あの下に爆弾あること忘れちゃうね」

私とカエデの立てた計画はこうだ。
このデカいプリンの底に対先生弾と爆薬を密閉しておき、殺せんせーが底の方まで食べ進んだらドカン。

スイーツ好きの殺せんせーにとっておきの暗殺だ。

『ヴッ…食べたい…ずるいよ殺せんせー…』

満足気に頷いているカエデの横で涎を飲み込む私。

このプリンを殺せんせーが食べるだと？？？

ずるすぎる！！！死ね！！！！

殺せんせーを呼んで食べていいと話せば、嬉しそうに震える触手でプリンを指しながら「全部先生が食べていいんですか…？」と尋ねてきた。

…うう、感謝しろよ。

本当に…、

「A！何やってんの、早く行こー」

『あ、う、うん』

プリンに飛びついた殺せんせーをじっと見つめていると、莉桜に呼ばれる。

…この後は教室で起爆を見守るだけだ。

「…すげー勢いで食ってくな」

「底までたどり着くのも時間の問題だ…」

窓から見えるプリンはみるみるうちに小さくなっていくのが分かった。

正直クッソ羨ましい。

教室内では起爆スイッチを片手に真剣そうにモニターを見つめる竹林くん。

プリンの底にはリモコン爆弾と共に観察カメラもセットしてあるから。周りのプリンが無くなっていき、暗闇の画面にうっすら光が映った瞬間を狙って起爆する。

そう、起爆…。