【赤羽業】ウザさ９９％ Part2 (ページ26)

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ぱちりと目が合って数秒後。
私と殺せんせーの叫び声が重なった。

私の腕から手を離して耳を塞ぐカルマは無視で、私はがばっと起き上がって先生を見る。

『なんでここにいるの！！みんなと一緒にスイーツ食べに行ったんじゃないの！？』

「烏間先生がどうしてもダメだって言うので学校に諦めて戻ってきたら…ちょうど帰るところだった前原くんから保健室に2人がいると聞いたので…」

アワアワと話し出す殺せんせーに、私は耳まで熱くなるのが自分で分かった。

『どこから見てた…？』

「そ、それは…」

サッと謎のメモ用紙を隠して言葉を濁す殺せんせー。

そんな先生を代弁して「俺がAのこと押し倒したあたりからだよね」と口を開くカルマ。

『気づいてたのかよ！！』

「逆に気づかなかったAが悪い」

むっとして目線を逸らせば、カルマは小さく息を吐いて私と向き合うように顔を覗き込んできた。

「ちょっといたずらしただけだって。ほら、ちゃんと手当するからこっち来なよ」

『…セクハラは禁止』

「分かってるって」

『最初からそうしてくれれば良かったのに』

大人しく手当してもらおうとカルマにちょっと近寄れば、殺せんせーがまだいたことに気づいて出ていくように施す。

もちろんその後は普通に手当してくれたカルマ。

『…湿布冷たいしスースーするからあんま好きじゃない』

「しょうがないでしょ、湿布なんだから。…歩ける？」

『歩けるわ。それより焼肉食べたい』

「俺は行かないからね。1人でデブ活してろ」

『…ひっどぉ』

そんな冷たいことを言うカルマにしょんぼりしていれば、結局学校帰りに連れて行ってくれた。

…あは、やっさしー。