6話 ページ8
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私は巳、羊、申、亥、午、寅と豪火球の印を1つずつしっかり結んでいった。
そして喉の辺りで1度止めてから一気に吐き出した。
私の口からはイタチ君程では無いが、豪火球と呼べるくらいの炎が出た。
「え！出来たよイタチ君！！」
「…凄いな、初めてでそこまで出来るなんて…やっぱりAは才能があるんだな」
「そんな事ないよ！イタチ君の教え方が良いから出来たんだよ！イタチ君の方がもっと色んな術覚えてるんだし凄いよ！！」
普通にこの年でもっと色んな術覚えてるのは凄すぎるって……
私にもその才能分けてくれよイタチさんよぉ(治安悪)
「ｸｽｯありがとう、日も暮れてきたしそろそろ帰るか」
当たりを見ると、すっかり日が紅色に染まっていて湖畔に反映してとても綺麗だった。
景色に見惚れながらも私はイタチ君に差し出された手を握り返した。
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「え、その子って……」
うちは家に帰ってきて早々お母様が出迎えてくれた。
出迎えてくれたんだけど何か可愛らしい赤さん抱えてるんですよね、絶対サスケですよね隠し子とか居ませんもんね
「俺の弟のサスケだよ」
ですよね！！ほんと可愛すぎるって！！！
赤さんの頃からそんな顔整ってるっておかしいよ！！？
私なんか写真見たらぐっしゃぐしゃな梅干しみたいな顔して泣いてたもん！！
涼「2人共ちゃんと手洗ってね？ご飯出来てるから早くおいで！」
私はイタチ君に道案内してもらい、水道で手を洗って食卓へと着いた。
それからは、家族絡みで色々な話をして過ごした。
前の世界ではこんな風に団欒する機会無かったし嬉しいな
けれど楽しい時間もそう長くは続かないようで、日も落ちてしまったしもう帰る事になった。
皐「じゃあそろそろ帰らせて頂くよ。ミコトさん、フガクありがとう。イタチ君もAと遊んでくれてありがとう。またAと遊んでやってくれ(ﾆｺｯ」
「はい！」
あ、イタチ君にとっては修行＝遊びの解釈なんですね？かしこまりました。
まあ楽しかったし色々身につけられたから良いんだけどね
「イタチ君また会おうね！今日は楽しかったよありがとう！」
「あぁ、俺も楽しかった。また会おう(ﾆｺｯ」
最後に母に手を引かれながらも後ろを振り返り、イタチ君へと手を振ると笑顔付きで振り返してくれた。
ほんと罪な男だようちはイタチいいいいい
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作者名：うちはミジンコ | 作成日時：2023年2月19日 23時
