5話 ページ7
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そして喉の辺りで1度止めてから一気に吐き出した。
ﾎﾞｰｯ(炎が出る音)
｢できた!!｣
｢…凄いな、初めてでそこまで出来るなんて…やっぱりAは才能があるんだな｣
｢そんなことないよ、イタチ君の教え方が上手いんだから！しかもイタチ君もこの年でこんな術が出来るのは凄いよ！｣
｢ｸｽｯ ありがとう…そろそろ日も暮れてきたし帰るか｣
辺りを見ると日が沈みかけていて、所々でカラスのｶｰｶｰという鳴き声が聞こえていた。
前の世界では夕暮れは寂しくなるから嫌いだったはずだったがイタチ君がいるからなのか、またはこの素晴らしい世界にいるからなのか分からないがとても心地が良かった。
｢うん！｣
ーうちは家ー
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
イ｢ただいまー｣
｢あ、お母様｣
涼｢A、イタチくんおかえりなさい！｣
｢ただいま！…その子は？｣
うちは家に帰ってきて早々私のお母さんが迎えてくれたんだけど…
なんで赤ちゃん抱えてるの？
女の子っぽい顔してるけど…まさか、
｢俺の弟のサスケだよ｣
やっぱりぃいいいい可愛いいいい
女の子っぽいとか言ってごめんねぇぇえぇぇ
｢可愛い…でもなんでお母様が抱えてるの？｣
フ｢ミコトが今料理を作っていてな、少しの間面倒を涼香さんに頼んでいたんだ｣
｢そうだったんですか｣
私達が玄関でそんな会話をしていると料理を作り終わったのかミコトさんがやってきた。
ミ｢父さん、イタチご飯が出来たから食べなさい。Aちゃん達も是非食べて行って？｣
涼｢あらミコト、良いの？｣
ミ｢もちろんよ、その代わり今度新しく出来たお団子屋さん行くのに付き合ってね？｣
涼｢ﾌﾌｯえぇ｣
フ｢さぁ、上がってくれ｣
｢お邪魔します！｣
それからご飯を食べて皆で色々と話した。
もう辺りが暗くなってしまっていて、時間の流れは楽しい時はとても早いんだよなーと改めて実感した。
涼｢じゃあそろそろ帰るわね、ご飯ありがとうミコト！それからイタチ君、またうちのAと遊んであげてね？｣
イ｢はい！｣
あ、イタチ君にとっては遊び=修行なのね
まぁ凄い楽しかったから良いんだけどね
フ｢じゃあな皐月。次来る時は酒のひとつでも持ってこいよ？｣
皐｢ｸｽｯあぁ、分かってる｣
｢イタチ君!!また会おうね!今日は楽しかったよ、ありがとう!!｣
イ｢あぁ、俺も楽しかった。また会おう(ﾆｺｯ｣
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作者名：うちはミジンコ | 作成日時：2021年9月18日 22時
