31話(過去のお話24話) ページ32
曲が流れだし手を繋いだまま滑り出す
どちらもオレンジ色を基調とした衣装で、ライトが当たるとより一層輝いて見える
このデザインが良いと言ったのはヴィクトルだったが、イメージを聞いたら「太陽の化身」らしい
デザイナーの人がそれを聞いて俄然やる気を出したのには驚いたが、デザイン以上のものに仕上げてきたのには感嘆の声が出た
胸元にスパンコールが入っているため、少し動くだけで光を反射して少し目がチカチカするが…
そんなことを考えている間にも、曲の中盤に差し掛かった
ここでは二人で全く同じステップを踏みながら、3回転、1回転、2回転の難しいコンビネーションがある
このプログラムでの一番の見せ場だ
失敗するわけにはいかない
すぐ隣を滑っていたヴィクトルと視線を合わせ、頷きあってからぶつからないように少し距離をとる
一呼吸後に激しいステップを、一糸乱れず踏む
それだけで沸き上がる会場
気分が高揚してきた時に、同時にジャンプを繰り出した
失敗せずに着氷
お互い同じタイミングで着氷したため、会場からどっと歓声が湧いた
そのあとも、ミスをすることなく無事滑りきった
結果は一位
表彰を受け、リンクサイドヘ二人で戻ると
観戦に来ていた同年代の子達に「すごかった！」と褒められた
素早く着替えて、カメラマンに見つかる前に無事ホテルへと帰った
ヴィクトルside
アイスダンスも無事に終わり、Aがカメラを警戒していたから早めにホテルに戻ってきた
今日のスケートは本当に良かった
コンビネーションも一心同体と言っても良いくらいにキマッていた
正直、まだ胸が高鳴っている
ヴ「今日の俺達、最高だったよね！」
とAに言ったのに、「そうだな。今日の二人は素晴らしかった！」と天を仰ぎ見るギオルギーに遮られた←
A「ヴィクトル〜、落ち込まないで〜」
と言って、項垂れる俺の背中をポンポンしてくれるAは、やっぱり優しいと思う…
ヴ「明日は男子FSかー。…ね、A！大会が終わったら水族館行こうよ！」
とりあえず思い付いたことを言ってみる
A「水族館？いいね！ロシアの水族館行ったこと無いから行ってみたい！」
満面の笑みで返すAは余程嬉しかったのか、少し頬が上気していた
ヴ「(可愛いなぁ…)よし、決まり！明日のスケート頑張るから、Aも応援してね！」
と言って、どさくさ紛れに両手でAの手を握ると
A「うん！頑張ってねヴィクトル！」
と笑って握り返してくれた
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咲牙リウ(プロフ) - ミケ猫さん» ミケ猫さん、コメントありがとうございます。中々更新出来ず仕舞いなので、忘れた頃に覗いて頂ければ幸いです<(_ _*)> (2018年8月25日 8時) (
レス) id: 7e20db5d80 (このIDを非表示/違反報告)
ミケ猫 - 星10付けようとしたら、連打しすぎて7くらいの所押してしまった〜(>_<)あ、とっても面白かったです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bc2dec00f2 (このIDを非表示/違反報告)
咲牙リウ(プロフ) - うぉっちゃ。さん» うぉっちゃ。さんコメントありがとうございます。製作の時間ができ次第更新していきますので、忘れた頃に覗いていただければと(笑) (2018年3月13日 19時) (レス) id: 7e20db5d80 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっちゃ。 - 続き待ってます！ (2018年3月12日 21時) (レス) id: db12cc2b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲牙リウ | 作者ホームページ：http://bokuranosusumusakinihananigaarunoka
作成日時：2017年1月5日 20時
