30話(過去のお話23話) ページ31
大会4日目の今日は、アイスダンスFSの日だ
時刻は朝の6時
珍しく早起きしたヴィクトルと、珍しく寝坊しているヤコフとギオルギーを置いて朝の散歩中だ
ヴィクトルと談笑しながらも、昨日のことを考える
昨日は無事女子フリーを滑りきり、一位を獲れた
授賞式が終わった後、二位だった彼女に抱き締められて驚いた
彼女の心理は分からなかったが、「ジュニアでまた戦おう」と言って握手された
去り際に「明日のアイスダンス楽しみにしてる」と言われて、悲鳴を上げてしまったのは許してほしい←
とまぁ、こんなわけで
今日は彼女も観戦に来るのかと思うと気が気じゃない
しかも同年代の子達も見に来るらしい…
正直言うと、緊張して寝れなかったよ！
少し隈ができている目を軽く擦る
ヴ「もー、Aったらちゃんと寝れなかったんでしょ〜？部屋に帰ったらちょっと寝たら？」
私を心配そうな顔で見ながらそう言うヴィクトルに、笑って「大丈夫だよ」と返す
A「今寝たら夜まで起きられない気がする…」
と真顔で言うと、大爆笑された。ひどい←
時間が流れるのは早いもので、選手会場入りの時間になった
開場してないため、客の姿はないものの
どこか緊張した雰囲気が漂う
まぁ、出所は選手達からなのだが…
軽い練習をしていると、開場時間になったらしい
入り口の方が騒がしくなった
ヴィクトルと二人で控え室に戻ろうとしたら、観戦に来た同年代の子がタックル紛いのハグをしてきて転んだのは予想外だった←
尻餅着いたけど、痛いよね。あれ
昨日の試合同様客席は満員
選手の子達が演技を始めるギリギリまで歓声が響いていた
私たちの演技は一番最後のため、他のペアの滑りを見ようと思ったんだけど…それどころじゃなかった
カメラマンに追いかけ回されたからだ
結局私たちの番ギリギリまでインタビューを受けていたため、気が休まぬうちにリンクへ上がった
中央に向かう間、緊張していた私の手をヴィクトルがぎゅうぎゅうと遊ぶように握ってきたため吹き出した←
なぜ吹き出したのか自分でもよく分からなかったが、そのおかげで緊張がとれたらしい
我ながら変な笑いの壺と、単純さに呆れながらもヴィクトルの手を握り返した
中央でお互い向き合って動きを止めた
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咲牙リウ(プロフ) - ミケ猫さん» ミケ猫さん、コメントありがとうございます。中々更新出来ず仕舞いなので、忘れた頃に覗いて頂ければ幸いです<(_ _*)> (2018年8月25日 8時) (
レス) id: 7e20db5d80 (このIDを非表示/違反報告)
ミケ猫 - 星10付けようとしたら、連打しすぎて7くらいの所押してしまった〜(>_<)あ、とっても面白かったです！更新楽しみにしてます！！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bc2dec00f2 (このIDを非表示/違反報告)
咲牙リウ(プロフ) - うぉっちゃ。さん» うぉっちゃ。さんコメントありがとうございます。製作の時間ができ次第更新していきますので、忘れた頃に覗いていただければと(笑) (2018年3月13日 19時) (レス) id: 7e20db5d80 (このIDを非表示/違反報告)
うぉっちゃ。 - 続き待ってます！ (2018年3月12日 21時) (レス) id: db12cc2b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲牙リウ | 作者ホームページ：http://bokuranosusumusakinihananigaarunoka
作成日時：2017年1月5日 20時
