推しが今日も可愛いです【場地圭介】

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「なー千冬ぅ」


「はい！場地さん」




場地さんに呼ばれて勢いよく返事をしたら「元気すぎ」と笑われた



カッケーな場地さん





「一ノ瀬Aってどんなヤツなん？」


「あー、アイツっスか」







ここで、場地さんのこと大好きすぎて毎日気持ち悪りぃ俺の幼馴染ですとか言ったらぶん殴れるんだろうな




そんなことを思いながら場地さんにどうかえせばいいかと迷った



ていうか…場地さん、なんで急にAのことなんか






「んー、まあ変なやつっスね」





まあ無難な答えだろう





「でもなんで急に？」



俺がそう聞くと場地さんは少しだけ耳を赤らめて





「あー、まあ…ちょっと……な？」






……………え？






まじで？え？場地さん、まじで？




これAに言ったらアイツ今度こそ死んじまうんじゃねぇの？






「お、俺…場地さんのこと応援しますよ！！！」


「…ん？おー、何意気込んでんだよ」





でもごめん、くそ腹たつけど…俺は場地さんを裏切れねぇから……




お前と…場地さん





俺が絶対にくっつけてやりますからね！場地さん！！！！







一人で決意を固めていると、横で場地さんが不思議そうに眉を顰めた




まだ俺たちの家までは距離があるから、ちょっとだけ探ることにした






「…ち、ちなみに、場地さんはなんでAのことを？」


「あン？なんでって…





あー…なんかアイツいっつも俺のこと見てんじゃん？

それで俺が近づこうとしたら逃げるし…




なんか人見知りの猫みてぇで可愛くね？」








ベタ惚れだーーーーーーーー！！！！！！






だめだこれ


ぱくぱくと空いた口が塞がらないとかこういうところなんだろうか





A…お前、好きになってる人から猫見てぇで可愛いって思われてんぞ




これアイツに言っていいのか？


俺が殺したってことにならねぇ？






「アイツは猫とかそんな可愛いもんじゃないっスけどね」




ボソッとそういうと場地さんは「そーなのか？」って聞き返してきた




そうですよ場地さん


だってアイツ、場地さんの話する時まじで気持ち悪いんですよ


あんまり聞かない方が身のためですよ、多分






Aと場地さんの両者のために…本当のアイツは言わないでおこうと自分の中で決めた日だった

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