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「……本当にこれきるの？」
「場地くんとせっかくデート行くんだったらこのくらいちゃんとおしゃれしていきなさいよ」
中学時の友人と滅多に来ない服屋さんで着せ替え人形のごとくあれを着せられたりこれを着せられたり
普段近くにいる異性なんて千冬くらいだから、おしゃれとかと言うよりラフさを重視しちゃうからなぁ
「こんなの初めてきた…ヒールとか足痛いじゃん」
「あんたは黙ってたらまあまあ様になるんだから」
「ねぇディスってるの？」
「次行くわよ」
きっと私のスルースキルはこの子から学んだんだ
「場地くんのこと見るだけで十分とかいってたのにどうしてまた急にデートなんてしに行くの？」
「デートじゃないよ、別に付き合ってないし…それにこれ千冬のせいだから」
ちょっと怒ったように言うと彼女は笑いながら「じゃあ松野くんに感謝しなきゃね」って笑った
一発ぶん殴るの間違いじゃないの？
「なんであんなやつに感謝なんか」
「だって協力してくれてるんでしょ？Aの恋路」
ふふっと笑ってずれたリボンを直してくれる
「はぁ？あいつが？
ていうか私場地くんに別に恋とかしてるわけじゃないし…」
私がそう言うと彼女はバシンっと私の背中を叩いてきた
「いっだぁ！！」
「さっさと認めなさいよ本当に、あんた前場地くんに助けてもらった時めちゃめちゃドキドキしたって言ってたじゃない」
「あれは不可抗力じゃん！」
すると彼女はズイッと顔を近づけてきてこういった
「じゃあ今もし場地くんに彼女できたらどう思うの」
場地くんに…彼女
いやまあ、場地くんは全世界が認めるほどの好青年で…死ぬほど可愛くてかっこよくて尊い生物なんだからくそおモテになるんだろうけど
「……別に、いてもいいし」
何拗ねてんの私
そんな私を見て彼女は「ふふっ」と嬉しそうに笑った
「なんだ、やっぱりちゃんと好きじゃない」
「…私、場地くんのこと好きなの？」
「一丁前に嫉妬してるのにまだいうの？」
好き…なのか
不思議とその言葉はすとんと胸に落ち着いた
なんかずっとモヤモヤしてたんだよね、ずっと解けない問題があったときみたいな
「好きかぁ…」
そうつぶやいたら目の前の友人は、少し驚いたようだけどまた嬉しそうに笑った
「今のA最高に可愛いよ」
そう言われてちょっと嬉しくなったのは秘密
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優ちゃ(プロフ) - 更新待ってます…！！ (2022年2月8日 0時) (
レス) @page37 id: 9e14dcf55e (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - ちょこれーとさん» ちょこれーとさん！！うわーー！！ありがとうございます！！嬉しすぎるお言葉頂きました！！更新頑張ります！！ (2021年9月14日 21時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - あーもう好きです！大好きです！場地さんも千冬くんも夢主ちゃんも可愛すぎて皆推せます！これからも頑張ってください〜(*´ω｀*) (2021年9月14日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - しろいいしさん» しろいいしさんありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです....！！更新頑張ります！ (2021年9月14日 6時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
しろいいし(プロフ) - 幸せな気持ちになります。頑張ってください！ (2021年9月14日 1時) (レス) id: 47b7935063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっか | 作成日時：2021年9月12日 10時
