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ポロポロと目から溢れる涙は止まらなかった
痛くないよ
蹴られたお腹も、引っ張られた髪も、ちょっと切れた肌も
それ以上に嬉しいの
「…助けてくれて、ありがとう…ッ！」
クシャッと顔を歪めて、きっとブサイクだから下を向いて号泣しながら二人にそう言った
ポンッと優しく頭に何かがのせられた
驚いて恐る恐る顔を上げたら、そこにはさっき見た満面の笑みの場地くんと、困ったように笑った千冬
「お前はもっと危機感持てよ」
「もうちょっと早く来てやればよかったのに、ごめんな」
今日だけはいつもと同じように軽口を叩いてくる千冬に感謝したし
場地くんには謝らないでほしかった
「ごめん…千冬、なんで場地くんが謝るの？
謝んないで」
そういうと彼は少し驚いたように目を見開いた
「私、喧嘩できないし…怖かった
だから……二人が来てくれて嬉しかったよ」
命の恩人、と言っても過言ではないだろうこの状況
そう言うと私の頭に乗せられていた手はわしゃわしゃと私の髪を崩した
「…う、わっ！！」
「お前も、よく頑張ったな」
そう言ってくれた場地くんにドッ！！と心臓が跳ねた
なんだろう、いつもより顔が熱い
自分の胸元を今見たらものすごい動いているのではないかと言うくらい動悸がすごかった
これって動悸じゃないだろうな絶対
いや、場地くん
それは流石にズルすぎるって
こんなん洒落にならないよ、まじで
頭を撫でられているのを口実にして赤くなった顔を隠すように私は下を向くことしかできなかった
◇
「じゃ、俺はこれで！A！夜になってびびってちびんなよ！」
「お前がな！」
私たちの団地と少し離れたところで千冬は私と場地さんを置いて去った
「お前場地さんにちゃんとお礼言ってこい、俺先帰っててやるから」
そう千冬に言われて早々と帰っていったあいつ
まじでなんでお前こんなにタイミング悪いの
場地くんと二人っきりにすんなって言ってんじゃん、私のこと殺したいのかよ暴走するぞ
「……」
「……」
千冬が去った後、互いに無言な時間が生じる
いや気まずい
場地くんと初めて喋ったの昨日だし…２日で色々起こりすぎてもうなにがなんだかわかんない
私のこの全国一位レベルの頭の容量もさすがに場地くんには負ける
「なぁ…」
そんなことを悶々と考えていたら、場地くんが喋り始めた
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優ちゃ(プロフ) - 更新待ってます…！！ (2022年2月8日 0時) (
レス) @page37 id: 9e14dcf55e (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - ちょこれーとさん» ちょこれーとさん！！うわーー！！ありがとうございます！！嬉しすぎるお言葉頂きました！！更新頑張ります！！ (2021年9月14日 21時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - あーもう好きです！大好きです！場地さんも千冬くんも夢主ちゃんも可愛すぎて皆推せます！これからも頑張ってください〜(*´ω｀*) (2021年9月14日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - しろいいしさん» しろいいしさんありがとうございます！！そう言っていただけて本当に嬉しいです....！！更新頑張ります！ (2021年9月14日 6時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
しろいいし(プロフ) - 幸せな気持ちになります。頑張ってください！ (2021年9月14日 1時) (レス) id: 47b7935063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らっか | 作成日時：2021年9月12日 10時
