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「あ“ーー!!!!
かっこいい…今日も今日とて本当にかっこいい…やばい、どうしよう千冬ぅ」
後ろを向いて座って、いつものように机にうつ伏せになり悶絶している目の前の女を見る
「お前も本当に毎日こりねぇのな」
「私からすると…毎日場地くんの隣にいれる君のメンタルを疑うよ」
ムクっと顔だけをあげ、じっとりとした目で俺を見てくるこいつの名前は一ノ瀬A
こいつは正直死ぬほど頭がいい
模試とかだと普通に毎回全国5位以内に入るし
定期テストだと絶対にトップ
でもこいつは場地さんのことになるとめちゃめちゃ気持ち悪くなる
「なんだよ、場地さんの隣に入れるなんて光栄すぎんだろ?」
「馬鹿なの?千冬、場地くんのような人の隣にいるなんて烏滸がましくてできるわけないじゃん…身の程を弁えるよ私は」
まじでこいつどうかしてんじゃねーの
でもこんな腹立つほど頭いいやつをこんなに骨抜きにしちまう場地さんやっぱりカッケーな
「ねーー、なんで私場地くんと同じクラスじゃないの?
日頃の行いと成績で先生に媚びてクラス変えてくれないかな」
まじでなんでこんなやつが全国5位以内なのか理解が出来ねぇ
むすっと不貞腐れたように肘をついたソイツはぶつぶつと窓の外を見ながらそう言った
黙ってれば、まあまあ様になるのに
「お前さっき場地さんの隣は烏滸がましいとか言ってたじゃねぇか」
「クラスは同じでも罪はないの!
でも席替えで隣になっちゃったりしたら先生に頼んで二個隣に変えてもらう、刺激が強すぎるから」
「まじでお前めんどくせぇ」
なんだよその意味わかんねぇ理論
下校の時刻になりカバンに教科書を詰め込みながらソイツの話を聞いていた
「…っは!!そろそろ場地くんが来ちゃう…私帰るね!!千冬、あんまり場地くんの隣に立ってんじゃねぇぞ」
「はいはい、さっさと行け」
バタバタと参考書やらを抱えてカバンを引っ掛けて慌ただしく教室を出て行った後に場地さんが教室に入ってきた
「おー千冬ぅ、なにしてんの?」
「いえ、いつものアイツっスよ」
「またアイツかー、おもしれぇやつだよなアイツ」
そう言ってニカッと笑った場地さんはやっぱりかっこよかった
まじでアイツこんなにバレバレなのに、なんで隠せてるって思ってんだろ
「帰んぞ千冬ぅ」と教室を出ていこうとする場地さんに「ウッス!」と返事して後をついていった
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優ちゃ(プロフ) - 更新待ってます…!! (2022年2月8日 0時) (レス) @page37 id: 9e14dcf55e (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - ちょこれーとさん» ちょこれーとさん!!うわーー!!ありがとうございます!!嬉しすぎるお言葉頂きました!!更新頑張ります!! (2021年9月14日 21時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - あーもう好きです!大好きです!場地さんも千冬くんも夢主ちゃんも可愛すぎて皆推せます!これからも頑張ってください〜(*´ω`*) (2021年9月14日 19時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
らっか(プロフ) - しろいいしさん» しろいいしさんありがとうございます!!そう言っていただけて本当に嬉しいです....!!更新頑張ります! (2021年9月14日 6時) (レス) id: 673fcfd1a8 (このIDを非表示/違反報告)
しろいいし(プロフ) - 幸せな気持ちになります。頑張ってください! (2021年9月14日 1時) (レス) id: 47b7935063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らっか | 作成日時:2021年9月12日 10時