可愛い嫉妬 ページ23
ミナトside
「ユタナ先生がペンキ塗れになったやつでしょー！？めっちゃ覚えてるわー笑笑」
「ツミテがペンキの入ったバケツ蹴ったんだっけ？ドミノみたいに倒れてったのは傑作だったよね笑笑」
「いやいや！だって、まさかあんなことになると思わなかっただろ！？ピタゴラレベルに計算し尽くされてたじゃねぇか！」
「僕、ユタナ先生の血管が浮き出た笑顔クソ怖かった記憶あるなぁ…」
「まさかあんなカラフルな先生見るとは思わなかったわー笑笑」
「まぁ、最終的に三人全員こってり絞られたけどな」
「あれも良い思い出だねぇ笑笑」
ソファの傍にある机で盛り上がる、ユタナ班の三人を眺める。
今日は久しぶりに同期を集めて飲み会をしないかと、最近よく交流のある友人達だけをオレとAの家に呼んで宴会をしていた。
昔からやんちゃだったユタナ班には随分と個性的な思い出が大量にあるらしく、久しぶりにお酒も入ってでの思い出話なのでなかなか盛りあがっているらしい。
流石にあの会話にオレは入ることが出来ないので、食卓に座ってちびちびと缶の酒を嗜んでいた。
「…Aとられて寂しい、って顔してるわね？ミナト」
「クシナ…」
軽く料理をしていたらしいクシナができた品を持ってきながら、呆れ顔でそう言った。
オレはそんな彼女に苦笑いを浮かべながら、「そんなことないよ」と誤魔化すしかない。
「そんな情けない顔してるのに？」
「…オレ、そんな顔してた？」
「少なくともAがあんたの顔見たら心配すると思うわよ」
「あぁ…A、すぐ人の心配するもんね」
「それがあの子のいいところでしょう」
「まぁ、その嫉妬心を抑えて何も言わず耐えてるところは評価高いわね」と悪戯に微笑むクシナ。オレは「そうかな」なんて言いながら酒缶に視線を落とした。
「…この歳になって、あれくらいで嫉妬するなんてなぁ。我ながら大人気ないよ、本当」
「ふふ。この歳なんて、あんたも私達もまだ十八でしょう。余裕が無くて当然よ」
「…」
「嫉妬しててもいいんじゃないかしら？大人気ないも何も無いわよ、だって私達、大人じゃないんだから」
「…そういうものかなぁ」
「えぇ、そういうものよ。…それで？結局あんたの本音は？」
「……あの二人よりオレに構ってほしい、オレを見てほしい、オレと喋ってほしいオレといてほしい…」
「あ、思ってたより重症だったってばね」
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ほなみ(プロフ) - いえいえ！了解です！ (2018年10月7日 14時) (
レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ほなみさん» そんなことないですよ！っていうか、もうそろそろそれについてお話しようかなぁ、なんて思っていたところです笑。またその件については小説内でお話しますね！笑。 いつもご愛読下さりありがとうございます…！めっちゃ嬉しいです…！！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！質問ですが、この小説ってナルト生まれてこない設定なんですか？ (2018年10月7日 1時) (レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 x他1人 | 作成日時：2018年8月17日 16時
