君と思い描く未来２ ページ19
「ふふ。ミナトとの思い出がどんどん増えていくなぁ」
「まだまだだよ。秋が終われば次は冬だ。今年の冬は何をしようか？」
「そうだねぇ」
体温が移った布団は、溶けてしまいそうなほど心地よい温もりで私達を包む。
気を抜けば眠ってしまいそうなほど居心地が良くて、けれど酷く穏やかなミナトの声に耳を傾けねばと意識は保たれたままだった。
ミナトもまた私と同じような状態で、少しだけとろけた瞳が愛おしい。
「やっぱり、一日くらいはミナトに一日中くっついて過ごしたいなぁ」
「ふふ。それじゃあ、二人で毛布にくるまってテレビでも見ようか。今年もオレ特性のホットミルクを作ってあげるよ」
「おー…！楽しみだなぁ」
「冬になったら雪も降るだろうし、今年は普通の雪だるまを作ろう。今年は防寒具を忘れないようにして、乾燥にも気を付けようね」
「はーい」
「あ、そうだ。冬になったら、二人だけで鍋しようよ。鍋って言ったらいつも他の人呼んでパーティになっていたけど、今年は二人で、静かに」
「いいねぇ。…あぁそうだ。冬にも秋と同じようにデートしようよ。二人でお揃いのマフラーとか巻いてみてさ。近所を歩くだけでいいから、ミナトとゆったり出掛けたいなぁ」
「家でこたつに潜ってごろごろするのもいいかもしれないよ。今年も○○さん家からみかん貰えたら、それを食べながら一日を過ごそう」
「おぉ。でも冬はイベントも沢山あるよ。まずはクリスマスかな」
「今年は木の葉の広場のツリーを見に行こうか。ケーキを買って、ミニクリスマスパーティをしようよ」
「年越しのときは年越し蕎麦を食べて、そのあとは新年だから初詣に行こう。あぁ、またお餅も食べなきゃね」
「沢山あるなぁ笑」
「そのあとはミナトの誕生日もあるよ。来年のプレゼントは何にしようかなぁ」
「…君がいればオレは充分だよ」
「それじゃあ私のプライドが許さないの」
クスクスと笑いながらそう言えば、ミナトは「それでも、君が祝ってくれることが一番嬉しいよ」と微笑んだ。
ミナトは本当にそんなことを思っていそうだ。元々物欲の無い人間だけれど、そういうときにはもっとわがままを言ったっていいのに。
そんなことを言ったって結局はなんだかんだと丸め込まれるのだから、それ以上は何も言わないけれど。
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ほなみ(プロフ) - いえいえ！了解です！ (2018年10月7日 14時) (
レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ほなみさん» そんなことないですよ！っていうか、もうそろそろそれについてお話しようかなぁ、なんて思っていたところです笑。またその件については小説内でお話しますね！笑。 いつもご愛読下さりありがとうございます…！めっちゃ嬉しいです…！！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！質問ですが、この小説ってナルト生まれてこない設定なんですか？ (2018年10月7日 1時) (レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 x他1人 | 作成日時：2018年8月17日 16時
