君と思い描く未来 ページ18
時にはこういうゆったりしたのもいいと思うんだ。
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「…もう朝は随分涼しくなってきたねぇ」
「秋の予兆だ。これからだんだん寒くなってくるよ」
「待ち遠しいなぁ。冬になったらずっとミナトにくっついていれるのに」
「嬉しい冗談だなぁ」
「冗談じゃないこと分かってるくせに」
八月上旬から中旬頃とは違い、寝室の空気はエアコンをつけているかのように冷たい。
布団の中でミナトににやりと笑えば、ミナトは優しく微笑んだ。
「出来ればオレもAにずっとくっついてたいよ。オレも冬が待ち遠しい」
「ふふ。今年の冬は何しようか…っていうか、その前に秋があるねぇ」
「そうだなぁ…まずは紅葉を見に行こう。近場の公園でも充分綺麗に見えるだろうし、お金のかからない範囲で季節の巡りを楽しもうよ」
「いいね。適当に椛とか見つけたら、押し花ならぬ押し葉とかにしてみたりさ。…あぁそうだ。少し涼しいくらいが一番過ごしやすいし、どうせならデートとかするのもいいかもね。家でゆっくりするのもいいかも」
「それなら、朝はゆっくり起きよう。朝ご飯をゆったり二人で喋りながら食べて、着替えもゆっくりでいい。テレビを見たり喋ったりして適当に過ごしてから、二人でご飯を作ろうよ。時計なんて気にせず、一日中時間に追われない日を過ごすっていうのはどうかな？」
「うわあ、さいっこー」
「ふふ、お気に召したようで何よりだ」
向かい合って喋っていると、相手の声がいつもより聞こえやすい。
酷く心地よい低音は聞き慣れているはずなのに、こうやって至近距離だと程よい声の重みがダイレクトに伝わってきていつもより新鮮だった。
それでも甘ったるく落ち着いた彼の声に胸が高鳴ることはなく、部屋の涼しい空気と布団の中の柔らかな温もりがひたすらに心地よい空間を作り出していく。
「あぁ、そうだ。私、ミナトと焼き芋とかも食べてみたい」
「ん、いいね。どうせなら、自分達で焼いてみるのも手かもしれないよ？よくテレビであるみたいに、木の葉を山盛りにして焼いてみるのも楽しそうだと思う」
「そのときはツミテとかクウトとか、クシナも呼ぼうよ。あとヤシロも久しぶりに会いたいな」
「それなら、忙しい季節も終わったことだし、皆でBBQとかもいいんじゃないかな」
「あぁ、それもやりたいねぇ」
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ほなみ(プロフ) - いえいえ！了解です！ (2018年10月7日 14時) (
レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ほなみさん» そんなことないですよ！っていうか、もうそろそろそれについてお話しようかなぁ、なんて思っていたところです笑。またその件については小説内でお話しますね！笑。 いつもご愛読下さりありがとうございます…！めっちゃ嬉しいです…！！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！質問ですが、この小説ってナルト生まれてこない設定なんですか？ (2018年10月7日 1時) (レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 x他1人 | 作成日時：2018年8月17日 16時
