いつもの風景３ ページ16
※軽くミナトさんのキャラが崩壊してます。
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ミナトside
何の躊躇も無くオレが口に入れたスプーンを使ったAは、ぶつぶつと独り言を零しながら塩胡椒を手に取っていた。
本当なら料理を手伝わなきゃいけないんだろうけど、オレは今それどころじゃない。
「(か、間接キス…！！)」
ペットボトルとか、あんな次元じゃない。もろ口に入ったものを、Aは何も気にすることなく使った。
そういう所が漢らしいというか、天然というか。
こういう場面ならAはこういうこと誰にでもしてそうだなぁ、なんてちょっと拗ねながらも、オレはもう一度さっきの風景を思い出した。
「(…って、地味にあーんもしてもらってたよね！？今！！)」
本当にさり気ないあーん。可愛らしく仕事時よりも数倍解けた優しい彼女の微笑みと共に口に入ったあの旨みを、オレは一生忘れることはない。
なんでこういうところ本当にあんなにスムーズなのだろう。恋人になってからの手繋ぎ、キス、セッ………全てAがエスコートしてくれた。
いや、エスコートというには誤算がある。ちょいちょい襲い受け的な、そんな強制的な方法でオレ達はなんとか恋人のステップを飛び越えてきた。
いつになったらこんなに漢らしい彼女を越えられるのだろう。今のところ、オレが越えられそうなところはない。
「…よし、もう一回これで味見してみようか」
ふと現実に戻ってくると、Aは味の調節を終えて再び味見の作業をしているところだった。
Aは先程のスプーンでソースを少しだけ掬い、顔の横に垂れていた髪を耳にかけながらソースを冷ます。
オレはその光景に内心物凄く悶えた。
「(耳かけ？まさかの耳かけ！？からのふーふーって、え！？何この子！)」
美しい女性のラインを描いた横顔に、男の性がドギィッッと凄まじい音を立てる。
そこからの可愛らしく唇を軽く突き出してソースを冷ます姿は愛しい以外何物でもない。
悲しいかな男の性。付き合ってまだ約二年なのに、それでもここまで余裕が無いものか。
自分のヘタレさに嫌気が差しながらも、オレの視線は正直に、ひたすらにどこか色気を漏らすAに釘付けだった。
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ほなみ(プロフ) - いえいえ！了解です！ (2018年10月7日 14時) (
レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ほなみさん» そんなことないですよ！っていうか、もうそろそろそれについてお話しようかなぁ、なんて思っていたところです笑。またその件については小説内でお話しますね！笑。 いつもご愛読下さりありがとうございます…！めっちゃ嬉しいです…！！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！質問ですが、この小説ってナルト生まれてこない設定なんですか？ (2018年10月7日 1時) (レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 x他1人 | 作成日時：2018年8月17日 16時
