いつもの風景 ページ14
「はぁ、あっつい…」
ぽつりとそう零したミナトは額を流れる汗を手の甲で掬いとった。
「(…かっこいいなぁ、相変わらず)」
腕まくりをされた彼の腕は綺麗な筋を描き、程よくついた筋肉は酷く男らしい。
そのくせ、優しく物腰柔らかな器の大きい性格をしているのだから、神様はこいつにどれだけのものを与える気なのだろう。
顔も非常に整っており、加えて高身長。声も良いとすればもうツッコミどころなどないだろう。
こんな男が自分のものだと思うと、なんだか不思議な気分だ。そんなことを考えながら、私は作業に没頭するミナトを眺めていた。
「よし、次は牛乳を……って、あれ、A？いつの間に帰ってきてたの！？」
「…ん？あぁ、ついさっき」
キッチンでうんうんと悩んでいたミナトがふとこちらに気付けば、私は返事せざるおえない。
午前で任務も終わり、今日は休みだと言っていたミナトとゆっくり過ごせると帰ってくれば嬉しいことに、ミナトが料理を作ってくれていたというのが今の状況だ。
荷物をリビングのソファ辺りに置き、とことことミナトの方に近づく。
食器洗いの水道で手を洗ってから、私はキッチンの上に広げられた材料を眺めた。
「…ほう。今日はカルボナーラですか」
「ん、ご名答！この前女性の先輩に雑誌貰ったって言っただろう？あの雑誌に書いてあって、ちょっと作ろうかなって思ったんだ」
「へぇ。でもミナト、ちゃんと料理出来てるの？油が飛ぶくらいで怖がるくせに」
「うっ…で、でも！これからはこの雑誌を期に少し料理もやってみようと思ってるんだ！」
「まぁ、私もその方が何かと安心だね。私に何かあったときとか、あんたが家事できないと生活成り立たないし」
「また縁起でもないことを…」
「事実でしょ？」
ふわり、と笑ってそう言うと、ミナトは「Aの存在が無いだけでオレは生活が出来ないよ」と泣き言を吐いた。
よく言うよ、なんてまた笑って、とりあえず私も昼食作りに参戦する。
「えっと、ここから牛乳、生クリーム…」
「結構手順少ないから作りやすいねぇ」
「それに結構簡単だしね！」
「完成するの、楽しみだね」
「うん！」
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ほなみ(プロフ) - いえいえ！了解です！ (2018年10月7日 14時) (
レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ほなみさん» そんなことないですよ！っていうか、もうそろそろそれについてお話しようかなぁ、なんて思っていたところです笑。またその件については小説内でお話しますね！笑。 いつもご愛読下さりありがとうございます…！めっちゃ嬉しいです…！！ (2018年10月7日 7時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ほなみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！質問ですが、この小説ってナルト生まれてこない設定なんですか？ (2018年10月7日 1時) (レス) id: d6ff15c8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 x他1人 | 作成日時：2018年8月17日 16時
