かみあそび２９ ページ32
ッズギッッ！！
「い��あ��っ！？」
バサバサバサッ！！
「！？」
「ど、どうしたの？」
「おいA、大丈夫か？」
「どうした…？」
突如襲ってきた凄まじい痛みと、花札が落ちる音で、私はやっと現実に引き戻された。
震える声と手で「あぁ、ごめん…」とその場を濁しながら、その花札を拾っていく。
見兼ねた四人も、とりあえずは安心したのか、すぐに花札を拾うのを手伝ってくれた。
………何なんだ、さっきの。
一つの考えが浮かんできた瞬間、かち割るような、焼かれるような、裂けるような、様々な感覚が混じった凄まじい痛みが頭に走った。
まるで拒絶するようだった。考えるなとでも言うようなタイミングだ。
そのせいで無駄に四人に心配をかけてしまった。
やはりタイミングからして、あの夢のことを考えたのが原因か。
どれが悪かったのだろう。その夢のことを考えたから？結果的に結論的についてしまったから？
まぁどちらにせよ、あの痛みも夢に関係あると見ていいだろう。
…っていうか、自分から尾を見せておいて、大層自分勝手な話だな。四人がいなかったら文句を声に出していた自信があるぞ、私は。
「皆ありがとう…」
「いいんよ！お互い様や！」
「そうそう！お茶子ちゃんの言う通りだよ！」
「まぁ、少しだけびっくりしてしまったがな！」
苦笑いのお茶子、出久、天哉に、私も同じような笑みを浮かべながら「ごめんね」と返した。
…この三人は、まだ夢のことを誤魔化せるだろう。お茶子と天哉は私のおかしな行動は気にしないし、出久は見て見ぬふりをしてくれると思うから。
ただ、勝己は少し危ないかもしれない。こいつはなんだかんだ鼻が良い。おかしな行動は控えなければ。
「…気を付けろよ、A」
ほら。最初に変な間があった。
私は勝己にもごめんと謝り、ある程度花札を集められたところで、皆が集めていた花札を受け取る。
…できるだけ、平常心でいなければ。
じゃないと、必ずバレてしまう日が来る。
必ず、ボロを出してしまう日が来る。
…大丈夫、かなぁ。
これからに少しの不安と、あの夢の正体への疑問が、私の中でぐるぐると渦巻いている。
どうにかこうにかそれを抑え、私は何とか、平常心を保った。
…どうか、みんなにバレませんように。
心の中でそう願いながら、私は皆に貼り付けたような偽りの笑顔を向けたのだった。
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朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 了解です！ (2018年2月5日 18時) (
レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» プロフからフレンド申請ができるはずなので、こちらから申請しておきます！轟くん達からコメントがあります！(多分) (2018年2月5日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 是非！！…と言いたいんですけれど、すいません、フレンドってなんですか…？？どういう仕組みでフレンドになれるんですか…？？？あまりにも占ツク初心者すぎて、それすらも分かりません…(泣)もし良かったら教えてください…本当すいません…(TT) (2018年2月5日 16時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» はい！そちらも頑張ってくださいね！あ！あの！よろしかったら、コミュでフレンドになりませんか？ (2018年2月5日 8時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» よ、喜んでくれたのなら良かった…！ほんともうお礼言われる程のこと言えてないと思いますし、すっごい生意気なこと言ってしまいましたが、ムルムルさんのこと応援しています！頑張ってください！ (2018年2月5日 6時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 | 作成日時：2018年1月18日 14時
