かみあそび２２ ページ24
すっかり土の匂いで満たされてしまったあたりの空気には、うるさい雨の音の振動が溢れかえっていた。
服を着替えさせて、今では楽しそうにかるたをしている男子を横目に、私はお茶子と縁側に座ったまま、ぽつりぽつりと話をしていた。
「それで、焦凍君のどこに惚れたん？」
「…一つ目は、私の質問に丁寧に答えてくれた優しさ。二つ目は、私と仲良くしようとしてくれたその姿勢」
「へぇ…！」
私のさっきまでの話から、お茶子はそうやって納得してくれた。
本当なら所謂『恋バナ』という内容。空気も空気だから、世にあるような甘酸っぱい何かは私達の間にはなかった。
けれどお茶子が話を聞いてくれているので、私はそれだけで充分だ。
「…その子も随分長いこと、Aを想い続けてきたんやろうなぁ」
「…うん」
ぽつりと、まるで余念を味わうかのようにそう呟いたお茶子に、私は短くそう返事した。
するとお茶子は、私にクスクスと苦笑しだす。
「でもまぁ、だからってまだ許す必要はないと思うで！とりあえず、Aを必死に口説いてくる焦凍クンのお手並み拝見と行きましょや！」
「何でお茶子の方が乗り気なの…」
「女子は親友の色恋沙汰は気になるもんなんやで！」
「せやから頑張りな！」私の背を叩き、いつもの弾けた笑顔を浮かべながら、お茶子はそう言った。
いつもその笑顔と姿勢に勇気を貰う。
私は彼女にまたそんな勇気を貰い、何とかこの先頑張ろうと決意した。
…と、そこでふと、私は時計を見る。
「…っと。そろそろお昼ご飯の準備しないとね」
「え？もう？早くない？」
「皆といたら時間忘れちゃうもんね…。でも大丈夫。そのうちもうお昼だって分かるときがくるよ」
「え、わかるときって？」ぐぅ〜…。
「ふふ、ほらね？」
「うっ、本当だ…。うぅ…お腹空いた」
「ふふ、そうだね。なら早くご飯の用意しないと。今日は一青がいないから…お茶子。ご飯作るの、手伝ってくれる？」
「もっちろん！何作る！？」
「…ご飯」
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朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 了解です！ (2018年2月5日 18時) (
レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» プロフからフレンド申請ができるはずなので、こちらから申請しておきます！轟くん達からコメントがあります！(多分) (2018年2月5日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 是非！！…と言いたいんですけれど、すいません、フレンドってなんですか…？？どういう仕組みでフレンドになれるんですか…？？？あまりにも占ツク初心者すぎて、それすらも分かりません…(泣)もし良かったら教えてください…本当すいません…(TT) (2018年2月5日 16時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» はい！そちらも頑張ってくださいね！あ！あの！よろしかったら、コミュでフレンドになりませんか？ (2018年2月5日 8時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» よ、喜んでくれたのなら良かった…！ほんともうお礼言われる程のこと言えてないと思いますし、すっごい生意気なこと言ってしまいましたが、ムルムルさんのこと応援しています！頑張ってください！ (2018年2月5日 6時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 | 作成日時：2018年1月18日 14時
