かみあそび２ ページ3
何故この屋敷に来たのかは不明だが、とりあえず私のところに来るように手をひらひらと動かし、ここに来るよう指示した。
すると、男の子は警戒しながらも、ゆっくりとこちらに寄ってくる。
やがて私の隣にちょこんと座った男の子。
私は警戒されないよう、ふわりと優しい笑みを男の子に向かって浮かべた。
「こんばんわ。どうしてこんなところにいるの？ここは式折のお屋敷じゃないよ？」
確かに式折家の敷地内ではあるが、ここは特別に私の為に用意されたお屋敷だ。
私は物心ついたときからここに暮らしている。
そのせいか、私が知っている人は、お父様、お母様、乃神、一青くらい。あとお茶子達。
一青以外の式折のお手伝いさんや、分家の人達にも会ったことがない。
だから、私はこの男の子を知らないのだ。どんな立場で、どこの子供で、どんな子なのか。
俄然興味が湧いて、少し食い気味に私は男の子に話しかけた。
��分からないなら、少し私とお喋りしない？��
私がそうやって微笑めば、男の子は緊張しながらもこくりと頷いてくれた。
その反応に、私は明るい笑顔を浮かべる。
「まずは、貴方のことを教えて？」
私がそう言えば、男の子はこくりと頷いて、ゆっくりと口を開いてくれた。
「ぼ、僕の名前は轟焦凍…。個性は、氷と炎を操れるんだ」
そう言った男の子に、私はぱちくりと大きく瞬きをした。
…炎と氷。正反対のものを、人一人が操れるだなんて。
衝撃の個性に私はつい興奮を抑えられなかった。
「えっ、凄い！焦凍君凄いね！」
瞳を輝かせてそう言えば、焦凍君は照れ臭そうに「あ、ありがとう…」と返事を返してきた。
私はそんな彼が可愛く思えて、気付けば次々に言葉を発していた。
「その個性って、一気に使えるの？」
「一度にどっちも使うのって辛くないの？」
「お母さんとお父さんはどんな個性なの？」
一つ一つの問いに、焦凍君は恥ずかしがりながらも丁寧に答えてくれた。
「使えるよ。左右で出すんだ」
「辛くはないよ。でも、キャパオーバーがすぐに来ちゃうんだ」
「お母さんは氷を操れるんだ。それで、お父さんは炎を操れる。僕は、お父さんとお母さんの個性をどっちも使えるんだ」
それが何だか物凄く嬉しくて、しばらく私の興奮は収まらなかった。
言葉が止まらなくて、どんどん彼に質問を投げかけてしまう。
それでも彼は嫌な顔一つしないのだから、余計に私の質問攻めは勢いを増すのだった。
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朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 了解です！ (2018年2月5日 18時) (
レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» プロフからフレンド申請ができるはずなので、こちらから申請しておきます！轟くん達からコメントがあります！(多分) (2018年2月5日 18時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» 是非！！…と言いたいんですけれど、すいません、フレンドってなんですか…？？どういう仕組みでフレンドになれるんですか…？？？あまりにも占ツク初心者すぎて、それすらも分かりません…(泣)もし良かったら教えてください…本当すいません…(TT) (2018年2月5日 16時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
ムルムル(プロフ) - 朱猫さん» はい！そちらも頑張ってくださいね！あ！あの！よろしかったら、コミュでフレンドになりませんか？ (2018年2月5日 8時) (レス) id: 42a08529e9 (このIDを非表示/違反報告)
朱猫(プロフ) - ムルムルさん» よ、喜んでくれたのなら良かった…！ほんともうお礼言われる程のこと言えてないと思いますし、すっごい生意気なこと言ってしまいましたが、ムルムルさんのこと応援しています！頑張ってください！ (2018年2月5日 6時) (レス) id: ad9000e765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱猫 | 作成日時：2018年1月18日 14時
