5 マネージャー希望です・2 ページ6
side佳澄
「残念だけど、それが主将」
目の前の鰹節を睨んで居ると、後ろから声が掛けられた。振り返ると、
『・・・・・コーチの方ですか?』
なんか、絶対高校生じゃ無い人がいた。
国「ぶふっ」
ついでに後ろで国見とやらが吹き出した。
『そっちが松川先輩。で、此方が国見。でこれが主将のクソが、んん及川さん』
松「そーそー。あー、笑った。まさか、及川の事知らない女子が居るとはな」
国「松川さんにたいしても、コーチの方ですか?って言いましたね」
『昨日転校してきたばっかですからね。ついでに、男子に興味無いんで』
あの失礼な鰹節が、噂の及川さんでまさかの主将だった。・・・この部ダイジョブか?あと、僕の理想は衛輔兄さんだから。こんなチャラ男じゃない。
及「で。マネージャー希望って、なんで?」
『本当は女子バレー部入ろうと思ったんてすけど、真面目に部活してないって言われたんで。誰かさんのせいで』
最後は嫌味っぽく言ってみた。また、松川先輩と国見が吹き出したけど、僕は悪くない。悪いのはこの鰹節。
松「へぇ。・・リベロ?」
『合ってますけど、身長で判断したんですか?それ遠回しに小さいって言ってるんですか?潰し、んん゙。怒りますよ。ついでにセッターも出来ます』
国「なんか物騒な言葉ありましたね」
『なんのこと?』
余計なツッコミを入れてくれるなと、とびきりの笑顔ですっとぼけた。
国「・・・//」
何故に顔を赤らめている?乙女か、乙女なのか?
松「//お前、天然?」
『は?何がですか。てか、部活始めなくて良いんですか』
及「!波成ちゃん、『ちゃん付けやめろください』敬語が可笑しいよ!?兎に角、波成ちゃん真面目なマネ希望なんだよね?」
真面目じゃないマネージャー希望ってなんだよ。てか、ちゃん付けやめろって言ったのに。
『そうです』
及「部活始める前に皆に紹介するから。体育館入って!」
『掌返し過ぎません?さっきまでとは別人ですね』
さっきまで、【誰目当てなの?】とか言ってたクセに。
及「うるっさいなぁ!良いから、さっさと入って!あいつが来る前に」
【あいつ】って誰だ。
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作者名:悠 | 作成日時:2018年9月24日 21時