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康「そういや2番テーブルど偉いイケメンおったで。」
「へぇ〜」
康「え、イケメンに食いつかん。何?今日どしたん?!」
あんなイケメンに会ってしまったら、その辺の男がジャガイモに見える病にかかってしまった…。
なんて言ったら康二君はなんて答えるだろうか。
イケメンという単語から、目黒さんが脳裏に浮かんできてしまってキュッと心臓が痛くなった。
「…はぁ、」
康「え、なんなんホンマに!アニオタ影響でついに2次元の王子様にでも恋したんか?!てぇーんちょおー!阿部ちゃ…ぐっ」
とりあえず、今店長に私の話題を出したら今夜の賄いが漬物のみになる可能性が格段に高くなる。
それだけは避けたいから、康二君の口に唐揚げを突っ込んだ。
「…違いますぅ。ちゃんと3次元ですぅ。」
康「…んっ…(もぐもぐ)…え、まさかアニオタに恋し」
「てぇーんちょおー!!康二君が唐揚げつまみ食いしましたー!!」
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まぁ、そんなこんなで私と康二君は2人仲良くお叱りを受けたわけなんだけど…
渡「阿部ちゃん2番!」
「…ほーい。」
康「おっ、イケメンの席やんか!」
どんなにイケメンだったとしても、今の私は絶対に揺るがない自信がある。目黒さんの顔面なめんなよぉぉ…
と、わりと真面目に店長に叱られたので、ちょっぴりテンション下がり気味で2番テーブルへと向かった。
「お待たせしっ…まし、た」
蓮「…あ、すいません。生2つ追加で」
「…かしこまりました。生ビールをお2つですね!」
康二君の言うイケメンがどんなもんかと思って行けば、まさかの目黒さんで。
しかも向かいにはこれまた綺麗なお姉さんが座っていた。
それに加え、目黒さんは他人行儀というか、ただの店員に対する対応をしたので、私もすぐに切り替えて接客をした。
康「どやった?イケメンやったやろ?」
「……………」
康「…え?」
「……彼女、だよね」
康「あぁ…一緒におった人?まぁ、そうなんちゃう?」
「……ですよね、アハハ…」
認めたくはないけど、頭ではちゃんと理解してたし、第三者が見てもそう思うくらいなんだから、きっとそういう事なんだろう。
自分でもびっくりするくらいショックを受けてる自分がいて、
でもたった1回、ほんの数時間関わっただけの人だよ?イケメンなんぞ五万といるわい!
って、なんの意味もないフォローを入れた。
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ユキ(プロフ) - はじめまして。蓮君好きで一気読みしました。続き気になります (6月12日 3時) (レス) @page38 id: b02230e78e (このIDを非表示/違反報告)
深月翔亜(プロフ) - ゆなさん» この作品、好きなんで消さないでください!! (2021年5月14日 14時) (レス) id: 068f257b0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ちゃんりおさん» 一度歌詞を確認しちゃんりお様も不快である様でしたら作品を削除します。 (2021年5月14日 9時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ちゃんりおさん» はじめまして。すみません、私はその曲を知らないのですが、歌詞を盗作したという受け取り方で良かったでしょうか。違ったのであればすみません。全く知らないのでその様なつもりは一切ないのですが、 (2021年5月14日 9時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんりお(プロフ) - コメント失礼します!この小説、ハニワの乙女どもよという曲に似てる気がします!! (2021年5月14日 7時) (レス) id: 7da1e5a47d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2021年5月3日 0時