30 ページ30
#
渡「阿部ちゃんカウンター」
「店長ニヤつかないでください」
康「ちゃーんと見てたるから早よ行ってきぃ！」
「康二くんは見てないで仕事して下さい」
とにかくこの状況を楽しんでるとしか思えない2人を背に私は速まる心臓を抑えつつ、彼が居るであろうカウンター席へと向かう。
いつも通り、いつも通り、なんて頭では分かってても蓮くんに会う度緊張するし、いつまで経ってもそれは慣れない。
「こ、こんばんは…」
蓮「ふっ、こんばんは」
「…………」
蓮「注文、いい？」
「あっはい、もちろん、」
危ない危ない、忘れるな。
私は店員で、蓮くんはお客さんで。
緊張と嬉しさと、いろんな思いが頭を駆け回ってるけど
やるべき事はやらなきゃいけない。
うかうかして周りに迷惑かけるのだけはダメ！
蓮「んー、とりあえず生一つ。それとだし巻き玉子、串盛り、海鮮サラダ、あとはー…」
「……えっと、」
蓮「Aちゃんのおすすめ下さい」
私の顔をじっと見るから、内心あたふたしてれば
急にフワッと笑って私のおすすめを要求してきた。
…え、
なんかめちゃくちゃ嬉しいんだけど、結構重要じゃない？これ。
戻ったら大会議なんだけど。
「わ、分かりました…」
蓮「ん、楽しみにしてるね」
これは私の食のセンスが問われる。
まじで戻ったら討議だ。
うかうかしてる場合じゃない…！
.
.
.
渡「一応店が推してんのは明太チーズ春巻なのよ」
「看板メニュー聞いてるんじゃないです！」
康「唐揚げでええんちゃう？」
「串盛り頼んでんのに鶏被りは却下です！」
？「なめこの味噌汁はどう？」
「一番センスないですね！いきなりシメですか？！」
「…お、オーナー」
深「え、なんかごめん。楽しそうだったから参加しちゃった⭐︎」
「あ、いや…逆になんかすいません。センスないとか言って」
渡「センスないのは合ってる」
康「味噌汁は一番ないやろ」
「ですよね！味噌汁はないですよね！」
深「あーあー、そんな事言ってもいいのかねー？君達ー。ちなみに俺目黒の好物知ってるんだけどなー？」
「？！」
康「オーナーイケメンの事知ってるん？！」
渡「ぐはは！阿部ちゃん顔！！」
深「知ってるっていうか友達？同じマンション住んでんの。ご近所さん的な」
#
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1295人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユキ(プロフ) - はじめまして。蓮君好きで一気読みしました。続き気になります (6月12日 3時) (
レス) @page38 id: b02230e78e (このIDを非表示/違反報告)
深月翔亜(プロフ) - ゆなさん» この作品、好きなんで消さないでください！！ (2021年5月14日 14時) (レス) id: 068f257b0f (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ちゃんりおさん» 一度歌詞を確認しちゃんりお様も不快である様でしたら作品を削除します。 (2021年5月14日 9時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - ちゃんりおさん» はじめまして。すみません、私はその曲を知らないのですが、歌詞を盗作したという受け取り方で良かったでしょうか。違ったのであればすみません。全く知らないのでその様なつもりは一切ないのですが、 (2021年5月14日 9時) (レス) id: 788629b6bb (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんりお(プロフ) - コメント失礼します！この小説、ハニワの乙女どもよという曲に似てる気がします！！ (2021年5月14日 7時) (レス) id: 7da1e5a47d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆな
| 作成日時：2021年5月3日 0時
