うちのリーダーが死んでしまいました (ページ35)

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35日目 ……？ページ35

まだセミが鳴いていた。

うるさかった。

でも、

俺の荒い息の方が、うるさかった。

近海さんに告げられたんだ。

四十九日を___

近海｢四十九日は死んだ人達がこの世に居られる時間なんです。｣

近海｢週ごとに法要をしましたよね？｣

近海｢あれは四十九日法要といい……って、こんな話しじゃありませんでしたね。｣

近海｢咳などの症状は抑えましたが……らっだぁさんの命日からかぞえたら………｣

『あと…2週間しかこの世にいれないでしょう……』

なんで…

らっだぁが折角……

らだ｢…あはは……俺、あと少しか、｣

らだ｢2週間なんて、あっという間だしね……｣

ばど｢…｣

らだ｢その分沢山いい思い出作ろうよ！｣

らっだぁは俺の手を取り、いつもの阿呆らしい笑顔を見せた。

ばど｢……せや…な……｣

らだ｢んふふ！…ん？｣

らっだぁがふと横を見ると夏祭りのチラシが貼られていた。

ばど｢夏祭りか？｣

らだ｢……うん！またみんなで行こうよ！｣

ばど｢せやな…｣

……でも…

ばど｢…お前、あのこと気にしてないん？｣

らだ｢……いや、俺の自分勝手な行動で起こった事だし、もう気にしてないよ！｣

ばど｢…｣

らだ｢早く帰ろ！帰ったら今日の夕飯は唐揚げね！｣

ばど｢はぁ！？唐揚げは一昨日食ったやろ！食材だって買ってへんし！｣

らだ｢じゃあ今から買いに行こう！｣

ばど｢……ったくよw｣