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7.暗黙 ページ7
---相葉 side---
1日の最後の仕事が終わって、最後の挨拶を終えた時だった
突然ニノの様子が変わった
二:「わるぃ」
松：「ニノ？」
櫻:「どした？」
早足でオレ達を追い抜かし、楽屋へ真っ直ぐ入って行ったニノ
はたから見たら、急いでいるように見えるかもしれない
でも…
荷物を雑に詰め込む手は、微かに震えてる
そして同じく、その瞳も
暗く沈んだその目に、覚えがあった
松：「え、帰んの？飯は？」
二:「ごめん、ちょっと用事あるの忘れてて…また」
一瞬の間の後に答えた君
オレは確信した
松：「え、ちょっ、じゃあまた連絡し…」
松潤の言葉も聞く間もないというように、帽子を深く被って
逃げるように楽屋を出て行った
櫻:「忙しーねー。ハリウッド俳優は」
松：「えー、じゃあ、リーダーの家行っていい？」
大:「ダメ」
櫻:「あはは！即答！」
ニノ…
オレも楽屋を出て後を追おうとしたけど
マネ:「相葉さん、ちょっといいですか？今後の予定で…」
マネージャーに引き止められてしまった
早く、早く
話なんて上の空
ニノ…
待ってろよ
すぐ行くから
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作者名：さとこ | 作成日時：2016年5月30日 20時
