車窓からの景色 ページ47
Aside
カフェのトイレに“お守り”を残し、すぐ近くのロータリーに留まっているタクシーへ乗り込んだ。
「どちらまで？」
という運転手の言葉になんて答えたのか正直覚えていない。
ただ、静まり返る車内で電源の切れたスマホを握りしめたまま考え込んだ。
『25歳の一女性に、何の断りもなくGPSをつけるなんて犯罪じゃない？？』
とか
『だから今まで私の周りに男の人が寄ってこなかったのか』
とか
考えれば考えるほど頭の中が強く絡まったコードのようにこんがらがっている。
気にしないようにしていた違和感が、いきなりラスボスとして姿を現した感覚。
「明日からどうしよう・・・」
静まり返る車内で一通り違和感に対する感情をぶつけたら、冷静になり明日からの恐怖が襲い掛かる。
明日は幸い個人の仕事
猶予まであと、1日半。
けど、いつまも逃げていられない
「よし」
「帰ったら作戦会議だ。」
帰っても一人なのに“会議”だなんて大義名分をつけて
あ、そうだ、コンビに寄ろう
今日はとことん反抗して、ジャンクフードも炭酸もお酒も解禁だ！！
そんなことを考えると少しだけ気持ちが軽くなった。
シンとした車内で、ふと窓の外を見た。
緑の木々が音を立てて騒いでいる。
「あれ？・・・ここどこだ？」
今考えると、何も話しかけてこない運転手に違和感を覚えた。
貴「あの、どこへ向かっていますか？」
運転手は「あなたの望む場所へ」とだけ答え、口を紡いだ
貴「今はどのあたりにいますか？」
何も答えない
どうしよう、怖い
顔をふと上げると、ルームミラー越しに運転手と目が合った
私には、その目に光がともっていないように見えた。
--------------------------------------------------------
AA様
私が趣味で始めた作品が目に留まりここまで読んでくださりありがとうございます。
気が付いたら予想をはるかに上回る読者の方が付いており、作者は喜びで満ち溢れております。
心の中でバク転50回しました。
更新が滞ってしまったこと大変申し訳なく思います・・・涙
今後、作者自身、忙しい日々が続きますので亀更新、サグラダファミリア更新となってしまうと思いますが、しっかり完結まで導きますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ちゃー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃー(プロフ) - カノンさん» 初めまして！とてもうれしいお言葉ありがとうございます涙 現在続きを絶賛製作中でございますので今しばらくお待ちいただければと思います！！今後ともよろしくお願いいたします：） (2020年5月17日 19時) (
レス) id: f469e5018d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 初めまして！！すごく内容が面白くてすごくひきつけられました！！いまさらなですが、このお話の続きは出さないのでしょうか？？ (2020年5月17日 19時) (レス) id: dd8ccad5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃー(プロフ) - しらたまさん» ありがとうございます涙 これからもどうぞよろしくお願いします！！ (2018年9月11日 13時) (レス) id: 393919ca01 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - はじめまして！全部読みました！すっごい面白かったです…！これからも応援してます頑張ってください(*'▽') (2018年9月10日 22時) (レス) id: 04ec2ee818 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃー(プロフ) - Monoさん» そう言ってもらえてうれしい限りです！これからもどうぞ『That's My Girl』をよろしくお願いいたします：） (2018年4月29日 10時) (レス) id: f469e5018d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃー | 作成日時：2018年2月27日 18時
