That's My Girl 《JW》

5月27日　３ ページ14

Aside






ななさんは無言で車を走らせていく、今どこにいるのか知りたくて外の景色を見るとなんだか懐かしい気持ちになった。




何だろう、胸が熱い。胸だけじゃない、目頭も熱い。




見たことないはずなのに、見たことのある感覚。



この場所知ってる。




ここは………









大谷side





車内で急にAがご飯に誘ってくるから驚いた。




あんなに冷たくあしらってもめげないなんて、私の今までの努力は何だったんだって思ってしまう。





あまりにもAが真剣に私のことを誘ってくるから、おごってもらうつもりなんてさらさらなかったけど折れてしまった。








ホント私は甘い女だ。







貴「どこ行くんですか？？」



なんてキラキラしたまなざしで聞いてくるから、なんだか懐かしくなって




マネ「内緒です。」




なんて、笑顔で答えてしまった。





見られてないよね？？





私は無言で懐かしの場所に車を走らせた。









Aside






貴「ななさん、ここって…」





ななさんはこの言葉になんの返答もしなかった。





ここは間違えなく、私とななさんの思い出の地だ。




あれは私が中学1年生の冬の話だ。

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