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『それで？なんでヌナは話しかけないで欲しいの？』
「ベク君だって気づいてるんでしょー？
周りの女の子からすっごい見られてるの、私。
人気者なんだから自覚してよー。」
『なに、そんなこと？
もっと他のことかと思って心配したじゃん。』
「私にとっては一大事なの！」
女の面倒くささをわかっていないな、これは。
男が絡んだ時の女の面倒くささといったらもう、
考えただけで面倒くさい。
『んーでもさ、ヌナ。俺ヌナに会えるの会社だけなんだよ？会社で話せなかったら話す機会ないじゃん。どうすればいいの？』
あー、ほら、また
そんなこと言って惑わしてくる。
だから電話したくなかったのにー、
「それは、仕方ないね」
『仕方なくない。それこそ一大事だわ。
まあヌナが会社以外でも会ってくれるなら？
会社で話しかけないこともないけどー』
電話の向こうで
私をからかって楽しそうに笑ってるんだろうな〜
っていうのがひしひしと伝わる。
そんなこと言って、最初から私に選択肢なんかないようなものじゃない。
「どっちも無理って言ったら？」
『ヌナにもっと話しかけるっていうイヤガラセをする』
「はい、はい、うん。わかった。」
『やったー。
じゃあとりあえず金曜日飲みにでも行く？』
そう、こうやっていつもベク君の思い通りになる。
まるで誘導尋問。
今までもこうやって女の子を落としてきたんだろうなー。
って思うんだけど。
この強引さが心地よかったりする。
ベク君は今まで好きになった人とは全く違うタイプで、
そもそもこんなハイリスクな人を好きになったことなんか無かったし、
それこそ顔はベク君と同じくらい格好よかったけど
性格は至って穏やかで、優しくリードしてくれるっていうタイプが多かった。
だから初めてのタイプに戸惑いつつも
この感じも悪くないかも、と思ってしまっている。
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ib(プロフ) - ジョンデジョンデ〜(ﾉ°∀°)ﾉ楽しみにしてます！ (2016年10月22日 23時) (
レス) id: 845933f176 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ(プロフ) - このベクちゃん最高に良かった♪ヤキモチ妬くベクが可愛い！私はセフン大好きなのでセフンのお話も読みたいな (2016年10月22日 21時) (レス) id: 63c8ea50b2 (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - このお話大好きなので番外編?続編?とても嬉しかったです(^^) (2016年10月22日 16時) (レス) id: 275b77c0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ジノ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！ (2016年9月5日 1時) (レス) id: eddcc7084e (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - あんにょんです(^^)わぁーい♪ﾍﾞｸだぁ(*´▽`)ﾉ更新、楽しみにしてます☆ (2016年8月5日 4時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ
| 作成日時：2016年8月5日 2時
