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あーわかんない！
あんなことされたから
私のこと好きなのかもとか期待しそうになったけど、
した後はまるで何もなかったかのように話してきて
家まで送ってくれた。
私はといえば、キスをされたことは純粋に嬉しかったし、ドキドキしたのだけど。
私だけこんなドキドキしてんのかな？とか
ベク君がどんな気持ちでキスをしたのかと考えると気が気じゃなかった。
”俺誰にでもデートしようとか言うわけじゃないよ”
これがモテ男の手口？
もしかしたらベク君に
こんな期待させるようなことばっかりされて
まんまとハマってしまった人は私だけではないのかもしれない。
そう考えたらあのキスにはなんの意味もないのかも。
あの日から気まずくて
私はなるべく会社でベク君を避けていたのだけど。
もちろん隣の部署だから避けると言っても限界があって
同じフロアにいる以上
目立つ彼が視界に入るのは必然。
ベク君は気まずくなんてないようで、
あの日からよく会社で私に話しかけてくるようになった。
『これってこれであってますか？』
なんて、他の人にだって聞けるようなことを、
わざわざ聞きに来たりして
『ヌナ今日の髪型かわいい』
と、小さな声で呟いて私をからかう。
それはまるで周りの人に
仲がいいことを見せつけるかのように。
その度にベク君の”ヌナたち”から突き刺さる視線に
気づかないほど鈍感ではない。
今まで全く話さなかった私たちが
こうやってよく話していたら
そりゃあ不思議に思っている人も少なくないだろうけど。
私はそのことに耐えられなくなって
ベク君にカトクをした。
A会社で話すのやめよう?
Aていうかあんまり話しかけないで欲しい。
すぐに既読がついたと思ったら
電話がかかってきた。
相手はもちろん、ベク君。
いや！メッセージにはメッセージで返してきてよ！
ベク君と話すといつも流されちゃう感じがあるから嫌だなー。
あの喋りのうまさに乗せられて。
うーんと思いながらも
なかなか切れてくれないから
出ることにした。
「もしもし」
『遅い！なんで出るか迷ってんの？』
「ごめん、ケータイ手元になかっただけ。」
いやいや、私、もっとわかりにくい嘘つけよ。
『ヌナ、嘘つかなくていいから、バレバレだし。』
ですよね。
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ib(プロフ) - ジョンデジョンデ〜(ﾉ°∀°)ﾉ楽しみにしてます！ (2016年10月22日 23時) (
レス) id: 845933f176 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ(プロフ) - このベクちゃん最高に良かった♪ヤキモチ妬くベクが可愛い！私はセフン大好きなのでセフンのお話も読みたいな (2016年10月22日 21時) (レス) id: 63c8ea50b2 (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - このお話大好きなので番外編?続編?とても嬉しかったです(^^) (2016年10月22日 16時) (レス) id: 275b77c0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ジノ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！ (2016年9月5日 1時) (レス) id: eddcc7084e (このIDを非表示/違反報告)
みほちん(プロフ) - あんにょんです(^^)わぁーい♪ﾍﾞｸだぁ(*´▽`)ﾉ更新、楽しみにしてます☆ (2016年8月5日 4時) (レス) id: a1999e4ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ
| 作成日時：2016年8月5日 2時
