データ的アプローチ (鵺野) ページ3
「世の男性が女性に魅力を感じる部分は胸部を中心に臀部、足、顔の順です。これを鵺野先生の前提としますと、私は鵺野先生にとって見た目はタイプです。確かに高橋先生の胸には劣りますが、鵺野先生の心霊話を延々と聞き更に楽しめるというのは私の魅力ではないでしょうか？そちらのファイル24ページに纏めてあるのが私の許容範囲の心霊話です。少々残酷なものは苦手と記していますが鵺野先生のためであるなら多少は…」
「ええい長すぎる！」
目の前で延々とスライドを駆使して語り続けているのは同僚のA先生だ。突然5センチほどの厚みを持ったファイルを渡されたと思えば目の前にPCを持ってきて話を始めた。題名はなんだっただろうか。''AAと鵺野鳴介の関係について''だったか。
はじめに、から始まり30分ほど経過しただろう。100ページ近くあるうちの24ページを説明していたとすればあと2時間は聞かなければならないということだ。生憎、俺にそんな暇はない。
「なっ！私の特に説明したかった68ページの鵺野先生の恋愛観と私の恋愛観、84ページの利害関係を聞かずしてこのプレゼンを終えろと言うんですか？！」
まさかこれ全部説明するつもりだったのか？ならば逆にこっちの方が驚きたい。突然プレゼンを始めて3時間も聞ける奴がいるなら連れて来い。30分も聞いただけ優しい方だろう。
「ていうかA先生は何故こんなことを？データ纏めるのとか苦手な方じゃなかったですっけ？」
「いや、だって美樹ちゃんが…」
聞けばデータを扱える女性がタイプだと俺が言った様で、そして告白し付き合うならば自分との利害が一致しているか、どれだけ相性がいいのかなどを説明してくれないと付き合えない、と。深くため息が出た。美樹のやつ覚えてろ…。
「あのですね、A先生。俺はその…好きだと思った人と付き合いたいので…」
そこで言葉を切り、ファイルの1番最後のページを開いた。
「ここに書いてある結論だけで十分なんですよ。ですから先生、俺の結論だけ聞いて貰えませんか？」
少し赤面したA先生が息を飲むタイミングで同じように大きく息を吸った。
「5年3組担任、鵺野鳴介と付き合うべきだと思います！」
心臓が痛いくらいに高鳴っている。A先生が俺の手から分厚いファイルが抜き取られた。それで顔を隠すようにして最後のページを見せる。
「私も、付き合うべきだと…お、思います」
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麻衣(プロフ) - またリクエストお願いします！ぬーべーの一目惚れ設定で最初はあしらう夢主だが最終的に恋仲になる感じを書いて欲しいです (9月17日 23時) (
レス) id: 95b948b8ab (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - リクエストありがとうございます。またまたリクエストお願いします。鵺野鳴介で夢主が妖怪に襲われて助ける話を描いて欲しいです！ (8月29日 19時) (レス) id: 95b948b8ab (このIDを非表示/違反報告)
アース(プロフ) - 麻衣さん» リクエストありがとうございました！鵺野先生との関係性に悩みましたがか、内容に入ってしまえば楽しく執筆出来ました😆またリクエストお待ちしております！ (8月27日 4時) (レス) id: c8585e79fa (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - またまたリクエストお願いします。鵺野鳴介で無理矢理は大丈夫ですか？ (8月19日 20時) (レス) id: 95b948b8ab (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - アースさん» ありがとうございます！ (2022年3月4日 2時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アース | 作成日時：2021年8月29日 0時
