影の刺客 ページ10
「あ、あの……」
階段に座っていると後ろから声をかけられた
可愛い声でつい後ろを振り返った
｢……はい。誰？｣
この学校で見たことのない顔だ
「一年の土屋太鳳です……」
｢あ、そう。賢人？｣
太鳳｢あ、いえ……あの……｣
そう思って賢人を見た
賢人が視線に気がついたのかこちらに駆け寄った
賢人｢どうしたの？｣
｢どうぞ｣
立ち上がって賢人を差し出して戯れている男達の中に入った
太鳳｢き、今日……一緒、か、……帰ろう？｣
賢人｢ごめん、今日用事あるんだ。また今度ね｣
太鳳｢そっか。ごめんね。また｣
太鳳ちゃんという子は足早に去っていった
賢人も帰ってきて中庭で5人になった
サッカーボールで遊んでいた4人の中に入ってきた
周平｢告白されちゃった？｣
蒼汰｢賢人もモテモテだな〜｣
賢人｢いや、一緒に帰ろうってさ｣
将暉｢いいやん！行かへんの？｣
賢人｢だって今日皆とどっかいくんでしょ？｣
｢別にいつでも行けるでしょうよ｣
ポンッとサッカーボールを蹴った
蒼汰｢そうだよ。いつも帰りにどっかいくのは当たり前だし｣
周平｢Aなら毎日会えるし？｣
将暉｢ほんとお前なんでAだけなん？？？｣
蒼汰｢将暉、周平は幼馴染みの特権で拗ねてんだよ｣
将暉｢そやったん？うそ！｣
将暉がボールを蹴ったあと腹を抱えて笑ってる
周平｢うるさい！｣
賢人｢なにそれ〜。でも、あの子とは帰らないよ｣
蒼汰｢頑固だねぇ｣
｢蒼汰、今に始まったことじゃない｣
ボールを蹴るのが飽きて一抜けた
｢一抜け｣
頑固だし
マイペースだし
何かとくっついてくるし
なんでもA、Aってついてくる
｢賢人、行ってきたら｣
賢人｢やだ｣
｢はぁ、この頑固一徹｣
めんどくさい奴だ
将暉｢姉弟みたいやな｣
蒼汰｢そうとも見れるな｣
周平｢くぅ〜、羨ましい｣
昼休みが終わるチャイムが鳴って教室に戻った
私達の姿を隅で隠れて見ていたのだろうか
太鳳ちゃんが慌てて隅に隠れていた
｢……帰らないの？｣
太鳳｢いや……その｣
｢明日、予定空けてあげるから、賢人と帰りな｣
太鳳｢そ、……その。｣
｢なに？｣
このしどろもどろしてる人
私苦手なんだよな、こういう人
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ライカ - 三浦翔平さん入れて下さい！女子で、ジヨンを！ (2017年3月8日 23時) (
レス) id: 15e7e53f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am. | 作成日時：2016年10月30日 13時
