ドSな美女と王子達 (ページ45)

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修羅場ページ45

｢そろそろさ、そういうのやめなよ｣

太鳳｢え？なんか言いましたか？｣

｢あほらしい。私言ったよね？正々堂々と来いって｣

太鳳ちゃんと話していると太鳳ちゃんは表情をさほど変えない

呆れてきたとき向かいの棟で賢人を見つけた

賢人も不思議そうにこっちを見てる

太鳳｢そうです。だから来たんです｣

｢はぁ｣

思わずため息が出た

太鳳｢なんですか？それ。せっかく高校に入って楽しみにしてたのに、こんな……全部あんたが悪いんですよ！！！！｣

片方の手で首を掴まれて壁に押し付けられた

太鳳｢先輩ってほんと自分じゃ何も出来ないですよね｣

｢そういうのめんどくさいから｣

刃物を顔の横でチラつかせてきた

太鳳｢この顔に思いっきり傷つけたいな～｣

チラッと横を見るとあと数歩で階段だった

そして向かいの校舎を見ると賢人は居なかった

1人でなんとかするしかない

｢あんた知らなかった？私ね……｣

私を拘束していた両腕を素早く解いて空手の技をかけた

太鳳｢きゃー！｣

｢空手やってんだわ｣

太鳳｢……っ！！何様よ！｣

｢A様だよ！｣

太鳳にもう1度技をかけた時だった

ガタッ

後ろが階段だったことを忘れて階段から落ちていった

太鳳｢ははは！｣

嘲笑う太鳳ちゃんが視界に入っていた

『A！！！』

息を切らして誰かが駆け寄ってきた

『Aになにしたんだよ！なあ！なんで！？』

太鳳｢知らない、先輩が勝手に落ちたんだもん｣

太鳳ちゃんが走って帰っていったのを記憶を遠のく中で見ていた

あれから記憶をなくて目を開けると真っ白な天井

｢｢｢｢A！！！！？？？｣｣｣｣

目覚めると四天王の顔がドアップ

｢……！！！！｣

思いっきり布団をかぶった

蒼汰｢Aごめん｣

将暉｢ほんまごめんな｣

周平｢助けてやれなかった……｣

｢いや、別に私の問題だし｣

話していると身体中が痛い

『目が覚めた？病院行く？』

ここは保健室らしく先生が声をかけてきた

｢いや大丈夫です｣

『念のため行ったほうが……』

｢大丈夫です｣

『じゃあ、安静にするのよ』

｢どうも｣

先生と話終わると四天王達の顔と言ったら驚くほどへこんでる