勉強タイム ページ26
｢非常にめんどくさいんですけど｣
賢人｢ごめん｣
先を歩いていく賢人について行って部屋に入った
｢ちょっとは片付けな｣
散らかった漫画を避けて本棚に直してからベッドに座った
｢で、どこ？｣
賢人｢えっと……ここ！｣
教科書とノートを広げて悩ましい顔をしている
｢ったく、どんだけサッカー馬鹿なんだ｣
一応、1通りの公式と解き方を教えた
賢人｢…………へ？｣
｢馬鹿なのか！？え！？｣
間抜けな顔して聞いてきて拍子抜けする
賢人｢それじゃわかんない｣
｢だからさ……｣
このサッカー馬鹿に一つ一つ丁寧に教えた
昔からサッカーしかしてこなかった奴だ
わからないのは当然だよね
賢人｢Aは勉強しないの？｣
｢授業で分かるし｣
読みたくもない漫画をペラペラと捲った
賢人｢やっぱり俺A居ないと無理だわ｣
｢姉離れしなさい｣
賢人を見ずに漫画を読みながら話していた
賢人｢Aってさ、眼鏡だったっけ？｣
｢最近悪くなってきたから夜だけ眼鏡｣
普段はコンタクトに変えている
そんな賢人だって眼鏡じゃないか
｢あんたは、昔からか｣
賢人｢だってコンタクト外したら見えない｣
｢なんでこうも似てくるんだ｣
漫画を読むのも飽きて賢人のベッドに寝転んだ
｢あ、明日買い物行くから帰れないよ｣
賢人｢そっか。…………わかった｣
なんださっきの沈黙は
夕方に賢人に抱きしめられたことを思い出した
賢人｢Aにとって俺ってなんなの？｣
ノートに書き写しながら口だけ動かしていた
｢え？｣
賢人｢だから俺のことどうなの？｣
｢別に。幼馴染み？｣
賢人｢………………ふーん｣
この子最近おかしい
なんかしたのかな
｢もうわかった？勉強｣
賢人｢うん。わかった。ありがとう｣
｢じゃあね｣
なんか雰囲気がおかしくなってきたしいい頃合だと思って賢人の部屋を出た
｢おかしい奴｣
自分の部屋に戻ってベッドにバサッと寝転んだ
賢人の言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡った
どうなの？
どうなのって弟？
いや、違うな
弟とはまた違う感情だよね
自分がなにを思ってるのかわからなくてすぐに眠りについた
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ライカ - 三浦翔平さん入れて下さい！女子で、ジヨンを！ (2017年3月8日 23時) (
レス) id: 15e7e53f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am. | 作成日時：2016年10月30日 13時
