隣は特等席 ページ24
｢ばっかじゃない？｣
公園で少し寂しそうな背中を見つけた
賢人｢バカじゃねえもん｣
｢はぁ……。帰るよ｣
賢人は後ろから距離を少し置いて歩いてくる
賢人｢なあ！｣
｢なに？｣
振り向くと不安げな子犬のような顔をしている
これはなにか要求されそうだ
賢人｢これからもずっと一緒に帰ろう？｣
子犬のような顔して言ってくるもんだからお姉さん少しキュンとした
｢なにそれ。帰ろう？ってゆうか、ついてくるんじゃん｣
ふっと笑って前を向いて歩いた
走って来る音が聞こえた
ぎゅっと強く抱きしめられた
｢なにしてんの？離れて｣
賢人｢やだ｣
｢こっちが無理｣
賢人｢本当だよ。心の底から思ってるんだけど｣
｢だから、離れろって言ってるんだけど｣
賢人｢Aから答え聞くまで離れない｣
｢なに？何が目的｣
賢人｢それは………………｣
賢人が言葉をつまらせた時運良く(？)携帯が鳴った
｢ちょっと離れて。電話……。 はい ｣
『もしもし？A今忙しい？』
｢いや、別に｣
『明日、ちょっと買い物付き合ってよ』
｢いいよ｣
『あれ？賢人くんはいいの？』
｢別に。大丈夫じゃない？｣
『そう。ならよろしく〜』
翼からの誘いの電話だった
中学からの親友で高校は違うけれど今でもたまに遊ぶ
私にとっては良き親友だ
電話を切って賢人を見ると自転車に跨って待っててくれている
賢人｢帰る？｣
｢うん｣
賢人の後ろに乗ると賢人はいつものように走り出した
いつもと違うのは賢人からの会話がないこと
いつもなら弾丸トークなのに
それに少し寂しさを抱えながら家路に着いた
｢｢ただいま｣｣
山��家に挨拶に行くとお父さんとお母さんは記念日で食事に行ったようだった
兄｢母さん達居ないんだわ｣
｢いいよ。今日香織が居るから家でご飯食べようと思ってたし｣
兄｢母さんから聞いてるよ。｣
賢人は口も聞かず上に上がっていってしまった
兄｢なんかあった？｣
｢別に。なんにも。｣
兄｢ふーん｣
意味深な笑みを浮かべていた
｢私に告白するなんて100年早いわ｣
兄｢お！告白したか！｣
兄ちゃんがえらいワクワクしてる
｢私が言ったなんてバレるから言わないように。じゃあね｣
山��家を後にして家に帰った
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ライカ - 三浦翔平さん入れて下さい！女子で、ジヨンを！ (2017年3月8日 23時) (
レス) id: 15e7e53f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am. | 作成日時：2016年10月30日 13時
