ドSな美女と王子達 (ページ17)

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ファンキーな母親ページ17

帰ると洗濯も掃除も行き渡っててこれも香織のおかげ

香織は嫌な顔一つせず家事はする

賢人の母さんも協力してくれてここに至るわけだが

何よりもファンキーすぎるのがたまに痛い

『たっだいまー』

ファンキー母ちゃんのお出ましだ

｢香織、おかえり。これ母さんから｣

賢人の母さんから言付けられたおかずを渡した

香織｢わ！嬉しい～！｣

すぐ電話をして楽しそうに話してる

その間に風呂に入った

風呂でゆっくり温まって……

ガチャっと勢いよくドアが開いた

｢なに？｣

全裸の香織がニコニコしてる

香織｢一緒に入ろうと思って｣

｢は？馬鹿なの？歳いくつ？｣

無理矢理入ってきて一緒に湯船に浸かる

小学生じゃあるまいし

香織｢ねぇねぇ、学校どう？賢人くんも一緒でしょ？｣

こちらも嬉しそうに話してくる

｢別に。大して変わらない｣

香織｢ほんとあんた達って好き同士よね～｣

｢は？意味わかんない｣

このおばさん意味わからない発言してますよね

香織｢だって高校なんて選べれるわけでしょ？なのに同じ高校いく？普通に考えて｣

｢知らない。賢人に聞けば？｣

暑くなって風呂の淵に座った

香織｢私はね、いいと思うよ｣

｢だから、知らないって｣

嫌になってすぐ出てしまった

たしか幼稚園の頃仕方ないから結婚してやってもいいけどなんて話してたっけ

アホらしい話だ

初恋？

誰だろう

もしかしたら賢人だったのかもしれない

姉弟のように育ってきたから気づかない振りをしてたのかもしれない

｢香織、タオル置いとくよ｣

香織｢はーい｣

香織との会話はこれでおしまいにした