【stpr】桃のゼリー【桃】

第１桃 【出逢い】 ページ2

『んぐ〜…！』




仕事が一区切り着き、伸びをする




欠伸が出そうになり、眠気を飛ばすためにコーヒーを入れた




砂糖は2個、これが好き




またデスクに戻ってパソコンと向き合う




私は何の変哲もないOL、私の特徴といえば…




やっぱり思いつかない、強いて言うなら桃のゼリーが大好物って事だけ




上司「儚木くん、これも追加で頼めるかな？」




そう私の返事を聞く前にデスクに置かれた、百円玉位厚さがある書類




『分かりました〜』




書類仕事は嫌いじゃないけど疲れる…




コーヒーを一口飲み気合を入れた




ーーーーー
カタカタ…




カタカタ…




カタカタ…タンッ！




よぉし！終了〜!!




やっと終わった、帰る…帰る帰る…




『上がります、お疲れ様でした〜』




上着と鞄を持って会釈しながら会社を出た




ーーーーー
ウィーン…




『うぅ…さっぶっ！』




自動ドアが空いた瞬間ピュルーと吹いた風が、とんでもなく冷たかった




気に入ってる茶色のコートワンピースを来て帰り道を歩く




『もう６時…』




腕時計はあと５分程で６時になる所だった




ぐぅ〜…




やだ…お腹なった…




今日お昼食べたっけ…？サンドイッチを食べたのは昨日だった気がする…




コンビニで何か買って帰ろ…




私は会社からそれほど遠くないコンビニに行くことにした




コンビニの隣にカフェもあって、良く同僚女子達と行く




更には裏にスーパーがある




客戦争にならないのかな？といつも思うけど、どの店も潰れずに続いてる




私は横断歩道を渡ってコンビニへと向かった




ーーーーー
もう夜だってのにデザートコーナーをうろちょろしてしまう…




大丈夫、１個くらいで太らない…！ご褒美だからっ！




ん〜……あっ…！




視界に入ってきたのは…




桃のゼリーだった




しかも一個しかない…！




いろんな桃のゼリーがあるけど、小さい頃からコンビニやスーパーで買えるこのゼリーが好き




あと一個だし、買うしかない…！




そう思って私は桃のゼリーに手を伸ばした




けどそれと同時に右隣りからも手が伸びてきて、私の手の甲に少し触れた




『あっ、すみません…！』




少し頭を下げてから相手を見た




「いえ、こちらこそすみませんでした」




そう夜とは思えないほど爽やかに、眉を下げた表情を見せた若い男の人だった

第２桃 【イケメン】→←＊Profile＊

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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