【stpr】桃のゼリー【桃】

第６桃 【お仕事】 ページ7

帰ってゴロゴロする予定だったし…




ころんくん「えっ！じゃあ僕た…ングッ！」




『あ…!!』




突然さとみさんがころんくんの口を塞いだ




さとみさん「駄目だころん、黙ってろ」




ころんくん「ン〜！ング〜!!」




どど…どうしたら良いんだろ…？ころんくん苦しそう…




『あ、あの…さとみさん…？』




私が声をかけると、さとみさんはハッとしたようにころんくんを離した




『私大丈夫ですから、ころんくんに話させて貰えますか…？』




さとみさん「分かった…」




ころんくん「○ぬかと思った…」




ころんくんは息を整えてから、また 私を見た




ころんくん「えっと…僕達の仕事を見に来ない？」




『し…仕事？』




予想の斜め上を行く提案だった




でも流石に、2回会っただけの人と今日会ったばかりの人に付いていくのは気が引ける…




『えっと…』




私が悩んでいるところんくんが「音楽関係の仕事だよ」と付け加えた




音楽関係か…音楽関係の仕事なら…変な事は無い…かな…？




『分かった見に行く…少し気になるし…』




そう言うと、ころんくんは笑顔で「やった〜！」と喜んだ




その様子が可愛らしくて、ついつい頬が緩んじゃう…




ころんくん「じゃあちょっと待っててね」




ころんくんはスマホを取り出すと、誰かに電話をかけ始めた




ころんくんが電話で話している間、さとみさんが聞いてきた




さとみさん「本当に大丈夫？ごめんね急に…」




『いえ、私は大丈夫ですけど…さとみさんは良いんですか？』




さとみさん「えっ…？」




さっきから笑顔が少ない、本当は来て欲しく無いんじゃないかな…？




『ご迷惑だったら言って下さい…！』




さとみさん「そんな…！迷惑とかじゃなくて、ただ心配だっただけで…」




そう言うさとみさんが、優しく見えて仕方なかった




どうして2回しか会った事の無い私なんかに気を使ってくれるんだろう…？




それとも、2回しか会った事がないからこそ優しいのかな…？




ころんくん「OK、アポ取れた…二人共行こう？」




ころんくんはスマホをしまいながら立ち上がる




私もあわあわしながら二人に付いていった




ーーーーー
カフェを出るところんくんがタクシーを捕まえた





自然と真ん中に座ってしまった




イケメン二人に挟まれて両手に王子状態




ころんくん「〇〇の〇〇スタジオまで」




『スタジオ…？』

第７桃 【イケメンだらけ】→←第５桃 【苺の王子様】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す