【stpr】彦星の裏切り 【赤】

２２話 【お仕事開始】 ページ24

晴れて来た気がした




なーくん「めっちゃ吃驚してるね…聞かなかったの？」




『うん…『何か見覚えある住所だなぁ』ってくらいで…』




なーくん「まぁ…事務所に来る事中々無いもんね〜よし！それじゃ今からお仕事開始！会議室で企画考えに行こう」




『はい！』




私はなーくんの後ろを着いていった




ーーーーー
なーくん「はい、その方向性で…」




「日程などは…？」




なーくん「後々ですが、今月中には…」




凄い緊張する…！




会議室にはなーくんを初めとした男の人3人と私




なーくんが隣で良かった…




なーくん「というわけで、この方…日織さんにデザインをお願いしました」




『はいっ…!?あっはい、依頼を受けた〇〇会社デザイン部兼イラストレーターの日織Aです』




名刺を渡して挨拶する




するとなーくんはお仕事の内容について話した




なーくん「日織さんには、すとぷりの夏グッズのデザインを考えてもらいたくて」




すとぷりのグッズ…




なーくん「個人的には、タオルとか缶バッチとかの定番のグッズと、うちわやシュシュ等の夏らしい物を考えていて…」




ふむふむ…




話を聞きながら、手帳のメモ欄にメモしていく




『シュシュやタオル等はちどり柄が良いですよね？メンバーカラー別でデザインは同じ、そして夏仕様のメンバーイラストはデフォルメ…』




ニコニコと頷くなーくんを見ながらメモしていく




『分かりました、細かい事柄が出てきましたらお知らせ下さい、大体の完成図は浮かんでいますので、修正などはすぐ出来ます』




手帳を閉じて両手で握る




「素晴らしいですね、日織さんのおかげでグッズ制作が楽しくなりそうです、これから宜しくお願いします」




『ありがとうございます、私も楽しみです！全身全霊の力で頑張ります』




手帳を握りながら胸の前に手を置く




なーくん「それでは終わりましょうか、日織さんありがとうございました」




なーくんの言葉で会議が終了した




ーーーーー
会議室を出て廊下を歩く




うちの会社とはまた違ってちょっとワクワクする




なーくん「最近どう？」




『えっ…？』




突然隣を歩いていたなーくんが話し始めた




なーくん「莉犬くんと」




『あっ…』




莉犬くん…




そうか…そうだった…




ごめんなーくん…




ちょっと嫌な事思い出しちゃった…

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