1話 【遠距離恋愛】 ページ2
毎朝のルーティーンを終え、カレンダーの前にペン片手で立つ
そして5日にバツ印書く
今日は7月6日、明日は七夕
そして待ちに待った私の誕生日
『やっと会える…』
思わず独り言が溢れる
笑みまで溢れそうだったけれど、仕事への時間が迫っている事に気付き、急いで準備する
どうしてこんなに胸が高鳴るかの理由は一つ
大好きな人に会えるから
莉犬くん、私の大切な彼氏
優しくて、可愛くて、かっこいい…そんな完璧な彼氏はすとぷりというグループに所属している
私達の出会いは高校1年の時
ガチャ…
玄関の扉を開けた先の外を感じて思い出した
丁度今くらいの季節だった
〜〜〜〜〜
莉犬くん「日織さん!ちょっと良いかな…?」
『…?うん、良いよ』
そう言って放課後に残る私の机の前に彼は座った
凄く仲が良いわけでも、興味がないわけでもなかった
莉犬くんはクラスの人気者だった
だからこそ変な感情は持たないように気を付けていた、けどそれは彼の一言で変わった
莉犬くん「日織さんって…好きな人とか居る…?」
胸がドクンッと鳴った
ずっと押し殺して来た気持ちを言ってしまいたかった
莉犬くん「ごめんねいきなりだったね………でも、またいきなりな事言っても良い…?」
私は戸惑う中頷いた
すると莉犬くんは私の手を握って、真っ直ぐ私を捉えた
莉犬くん「日織さんが…Aさんが好きです、俺と…付き合って下さい!」
夏の音と共に流れてきた彼からの告白、悩む必要は無かった
『はいっ…宜しくお願いしますっ…!』
〜〜〜〜〜
懐かしいなぁ…若かったなぁ…
通勤電車に揺られながら思いにふける
あれから6年経った、高校も卒業して成人も済んだ
けど不幸な事に、付き合ってから1年過ぎた5年間の内会えたのは5回だけ
そう1年に1回私の誕生日だけ
それにも理由がある
高校1年の1年間は毎日会えて、沢山デートして、沢山甘えたし私以上に莉犬くんは甘えてきた
そんなイチャコラ出来た幸せな1年が終わって、2年になった時
莉犬くんは「一人暮らしする事にした…」と言ってきた
すとぷりの仕事が盛んになり始めて、今いる所よりももう少し都会が良いと
私は止めなかった、莉犬くんを応援したかったし、止める権利なんて無かったから
それから私達は遠距離恋愛をする事になった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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りぃとクン。(プロフ) - あの、鬱陶しかったらすいません…もうアンケートも、完結もされているんですけど、…もし良かったらるぅとくんを選んだVer.を書いて頂けないでしょうか?本当に心残りで…。夢にも出てきたんです(( もし、良かったらお願いします、! (2022年12月5日 23時) (レス) id: 2ae273b575 (このIDを非表示/違反報告)
青山アリス - とってもいいお話を、ありがとうございます!(●´ω`●) (2021年11月28日 20時) (レス) @page48 id: b78f437e5b (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - こーんすーぷさん» わぁ!ありがとうございます!!こちらこそ読んで頂けてとっても嬉しいです(●´ω`●) (2021年3月10日 6時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
こーんすーぷ - aliceさん!完結おめでとうございます! 私、aliceさんの小説が大好きなので、、、 頑張ってください!応援しています! (2021年3月10日 1時) (レス) id: e9a5a7ee2a (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - なこほわむん所属@永遠のみるく◎病み期さん» ありがとうございます(●´ω`●) (2021年2月19日 16時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年12月29日 18時