婚約者が浮気したけど面白そうなので見守ります【五条悟】

浮気が16回 ページ24

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現在



今思えばあの時五条に現実を突きつけて落ち込んだ理由も私が好きだったのかと納得する



ただ、お見合いで覚えてないと言って儚げな顔になった理由がわからない



ハッキリ言って私は人の顔とか覚えるのは苦手だ
どんなに相手がすごい人であろうと自分の興味をそそらない人の事は覚えられない



『あ"ぁー面倒臭い』



結局結論が出ないまま一日が終わった



＿＿＿＿＿＿＿＿




五条side



悠「ねぇ、五条先生は何で浮気したの？」



Aが出て行って立ち尽くしている僕に悠仁が尋ねる



野「贔屓目無しに見てもAさんは可愛いし、そこら辺の女に比べものにならないわよ」



(そんなの知ってる……ずっと見てきたんだから)



五「ま、大人には色々な事情があるんだよ！それよりはやく授業の準備しようねー」



悠「五条先生がマトモなこと言ってる！！」



五「悠仁はホント容赦ないねー」



恵「………」



＿＿＿＿＿＿＿＿




恵「五条先生」



五「んー？」



授業が終わると珍しく恵が来た



恵「小鳥遊さんのこと追いかけなくていいんですか」



五「まぁ、AにもAの用事があr 恵「逃げてるんじゃないんですか？」…どういうこと？」



出来るだけ優しく聞き返す。本当に優しかったかは知らない



恵は何か言いかけて口を閉じた
けど何か決心したかのように続けた



恵「そうやって大人の事情とか言って小鳥遊さんと向き合うのを逃げてるんじゃないんですか」



確かに僕はAと向き合うのが怖い
向き合うってことは＿＿伏黒甚爾を殺した事を伝えなくてはならないから



恵「俺みたいな子どもが言えることじゃ無いとは思いますけど………俺が言いたいことはそれだけなんで失礼します」



それだけを言い残して恵は二人のもとに行った



恵の言葉が頭から離れないまま職員室に帰る



五「はぁ…まさか恵からそんなこと言われるとはね」



硝「伏黒がどうかしたのか？」



たまたまこの場にいた硝子が話しかけてきた



五「恵がAと向き合うのから逃げてるんじゃないかっててね……」



ああ、そのことか。と軽く流された



五「そんなのわかってるっての……」



硝「一つだけ助言してやる。Aはもうとっくに過去に折り合いをつけてるぞ」



そう言い残して硝子は部屋を出て行った



五「はぁ、どういうことだよ」



僕は本日何度目かもわからないため息をついた

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